シロタ株を100憶個以上、4週間毎日摂取するとどうなるのか?

今日は昨日の続きで、‟生きたまま腸まで届く乳酸菌”シリーズのシロタ株(画像)を深堀していきます。

シロタ株を使った乳酸菌飲料のヤクルトのそもそもの開発目的が「チフスなどの伝染病から子供たちを守るため」と言うことでした。

それが時代が変わり、現代では腸内環境の改善はもとより、ストレス緩和や睡眠の質向上と言ういかにも現代向けに変わってきたのがわかります。

では、シロタ株自体が人体に及ぼす影響を科学的に見てみると、いかにシロタ株が優れているかがわかります。

シロタ株を使った研究結果があるのですが、条件として1日に100憶個以上のシロタ株を4週間に渡り摂取し続けた時、どのような結果を産み出したかを見て行きます。

まず、飲んでいなかった期間はまったく検出されなかったのに対して、飲んでいた期間では糞便に大量の生きた菌が検出されたとのことです。これは、少なくともシロタ株が胃酸を潜り抜け、腸内に生きたまま達して、糞便とともに排出されたことを意味します。

ただし、その過程において何らかの作用が働いたかどうかは、この段階では不明です。

2つ目に100憶個以上のシロタ株を4週間に渡り飲んだ結果、腸内のビフィズス菌の数が増えて、大腸菌群が減ったという結果が出ています。2種類の乳酸菌を摂取すると相乗効果が働き、2種の乳酸菌が二乗倍したとの結果は聞いたことがありますが、多種のビフィズス菌が増え、大腸菌(無害のものか身体に良い影響のないものかはわかりません)が減ったと言うのは、素晴らしいなと思います。

そして、100憶個以上のシロタ株を5週間に渡り飲んだ結果、尿中のインディカン量が100μg/mlから、70μg/ml以下に減ったという研究結果も出ています。

*インディカンとは発がん促進作用のある有害物質が肝臓で変化したもの

シロタ株が有害物質を除去できたということになります。

このように、シロタ株は生きたまま腸まで届くだけでなく、他の有用菌の活性化とともに有害菌や有害物質を除去する働きがあると言うことになりますね!

この研究は、100憶個以上のシロタ株を前提にしていますので、市販されているヤクルト1000やヤクルト400に含まれる、1000憶個や400憶個の数を摂取する必要がなく、昔ながらのヤクルト(200憶個)で十分事足りると言うことでもあります。

私的には、ヤクルト1000でなくても200億個のヤクルトでシロタ株を摂取し、他のビフィズス菌を摂取して、相乗効果で増やしていくのがいいのかなと思います。

ビフィズス菌はこれまでにコラムでお伝えした、腸まで届くビフィズス菌の中から、ご自分に合ったものをピックアップし、いくつかの種類のものを日替わりで摂取していくのもいいのかも知れないですね。

明日は、シロタ株の花粉症などアレルギー疾患に対する効果効能について科学的に見て行きます。

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