ビフィズス菌HN019株は菌の代謝リレーにおいても、腸内細菌を通し免疫力活性に働いている

先日から「ビフィズス菌HN019株」について見ていますが、直接的な人体に与える影響(効果)としては、ウィルスや腫瘍細胞を攻撃するNK細胞を2倍に増やし活性化すること、また、サルモネラ菌や病原性大腸菌O-157などの高毒性の病原菌を抑えると言うマウスでの実験結果(人体ではありませんが)も報告されています。

すなわち、ビフィズス菌HN019株には、免疫力を活性化させ、病原菌を抑え込み、拡散させない作用があることが確認されているのです。

これとは別に、今日の本題であります、菌の代謝リレーについて改めて見て行こうと思います。

菌の代謝リレーについては、何度もコラムで触れてきましたが、以下のようなリレーが行われることで、短鎖脂肪酸が生み出されるという仕組みです。

食物繊維⇒糖化菌⇒乳酸菌・ビフィズス菌⇒酪酸菌⇒短鎖脂肪酸

となります。

食物繊維と言ってもその種類は多いのですが、基本的には人は食物繊維を消化吸収する酵素は持ち合わせておらず、腸内細菌が作用して、効果を発揮することになります。

まずは、糖化菌と言われる、麹菌や納豆菌、酵母菌などが、食物繊維を糖化した糖を、乳酸菌やビフィズス菌がエサにすると言う流れです。

乳酸菌やビフィズス菌は、この糖から、乳酸や酢酸(ビフィズス菌のみ)を産み出します。

そして、この乳酸や酢酸を、酪酸菌が酪酸やプロピオン酸と言われる短鎖脂肪酸に仕上げます。

短鎖脂肪酸の人体に及ぼす効能については、過去のコラムでも書きましたし、改めてお伝えします。

ここでビフィズス菌HN019株に戻りますが、直接的に免疫力を活性化する働きの他に、菌の代謝リレーに参戦し腸内細菌を通して、免疫機能をアップさせる働きも合わせ持っていると言うことになります。

これは、麴菌が直接働きかける部分と、菌の代謝リレーを通して腸内細菌を通して働きかけることと似ています。

また、納豆菌も糖化菌としての働きと、ナットウキナーゼという酵素を通して人体に健康状態をもたらすのと似ています。

どうして、それぞれの菌はこのような働きを持っているのでしょうか?

これについては、明日可能な限り突き詰めていきたいと思います。

画像は、日本ルナ社のビフィズス菌HN019株が含まれた飲むヨーグルトです。こちらは、GABA入りのものとなります。

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