ヨーグルトの「生きたまま腸まで届く乳酸菌、ビフィズス菌」について考えてみた!?

先日から「食から腸内細菌叢を考える!」というテーマでお届けしていますが、昨日は、外部から摂り入れた乳酸菌もこのTLRに反応していることで話しを終えておりました。
TLR(トータルライクレセプター)については、昨日のコラムをご覧いただければと思います。
乳酸菌がTLRに反応し免疫機能を働かせていると言うことは、ヨーグルトなど乳酸菌食品を摂取することで、人は免疫機能をアップさせるということになります。
腸まで届く乳酸菌やビフィズス菌というキャッチフレーズは多くの方が耳にするものですが、TLRに反応するのであれば、酸や酸素の影響で死んだ菌でも反応し効果を発揮すると言うことになります。
仮に乳酸菌食品をヨーグルトに限定して見た場合、そのまま生きた状態で腸まで届けるように各メーカーはしのぎを削って商品開発してきたわけですが、これは自然免疫を発動するためでなく、腸内細菌に働きかけるために生きた菌にこだわっていると言うことになりますね。
よって、死んだ菌でもいい、生きている菌でないとダメというのは、自然免疫に委ねるか腸内細菌に委ねるかが違うことを意味するものでもあります。
話しを突き詰めていくと、各メーカーはそのあたりのしっかりとしたデータを持ち商品開発しているのだと思いますが、理論上はそうなります。
そしてヨーグルトから摂取した乳酸菌やビフィズス菌が腸内に根付くことはないと言うのが定説ではありますが、メーカーによっては、数日滞留するので、必ずしも毎日摂取する必要はないとしているところもあります。
では、ヨーグルトメーカーが摂り入れ開発している各腸内細菌の種レベルの違いは本当にあるのでしょうか?
そのあたりを明日は見て行こうと思います。
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