乳製品を摂取すべきか否かの答えは、まずは自分自身(腸内細菌叢含む)を知ることから!

四毒の1つに上げられている乳製品ですが、摂取すべきとする昨日とは別の理由を考えてみましょう。
まず乳製品の大元となっているのが牛乳ですが、この牛乳は昔からカルシウムが豊富に摂取できると言われて、飲まされた経験はありませんか?
確かに牛乳にはカルシウムが豊富なのですが、カルシウムを摂取すれば同時にマグネシウムも摂取すべきとされています。この両者のバランスが大事で、カルシウム2に対しマグネシウムが1と割合が適切と言われております。
牛乳のカルシウム対マグネシウムの割合は10対1で、圧倒的にカルシウムが多いです。
よって、カルシウムの摂取を目的にするなら、2対1に近い食材、いや最近は1対1くらいがいいと言う研究者もいます。
食材としては大豆やナッツ類がマグネシウムが多い食材ですので、牛乳よりも意識したいところです。ただ、牛乳を飲みたいときに、大豆やナッツは食べたくないと思います。
牛乳が飲みたいときに代用される飲料を考えるべきかと思いますので、お砂糖たっぷりのジュースよりも牛乳を飲む方がいいと言うことになります。
牛乳を勧めておきながら、マグネシウムの含有量が少ないと否定するのもどうかと思いますので、他の栄養素で見ると、良質なタンパク質が多く含まれ、ビタミンB2、B12、脂溶性ビタミンがバランスよく含まれているのが特徴です。これらから筋肉維持、代謝、貧血予防の効果が期待できます。
牛乳を加工したチーズやバターなどになると乳糖がかなり低減され、乳糖不耐症の方でも抵抗なく摂取することが出来ます。またヨーグルトとなると種株のメリットが多く、牛乳のデメリットの部分を打ち消すだけの要素は十分にあります。
ただ、くれぐれも牛乳や乳製品で下痢等の症状が出て、お腹の調子が悪くなる方は、摂取をすべきでないと思います。
これは乳製品に限らず、食材に対する体の受け止め方は個人差があります。それは、消化酵素の働き方が人により違いますし、腸内細菌叢も一人一人皆違うからです。
よって、乳製品を摂取すべきか否かで言うと、100と0ではありません。
自分自身の状態に合わせて摂取すべきかどうか、どのくらいなら大丈夫かなど、腸内細菌叢含め、まずは自分を知ることが一番大切だと思います。
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