‟代謝マップ”から見る腸内細菌が関わる代謝の影響力はどれほどなのか?

昨日のコラムでお伝えしました「代謝マップ」ですが、まさに地下鉄の路線図のようですが、人体に新たな代謝が見つかれば書き加えられるということを繰り返し、日々(と言うか随時)路線図?!が変わります。

京都大学理化学研究所のこの代謝マップは世界でも注目を集めていまして、ここから様々な研究に応用されているんですね。

そして、今日最もお伝えしたいことは、これら様々な人体内の代謝に腸内細菌が深く関わっていると言うことです。

この路線図を描いて初めて解明されたようですが、どうやら、腸内細菌が単独で影響している代謝が全体の1/3あるようです。

また、人と腸内細菌がともに協力しあって行う代謝が、これまた全体の1/3あるようで、人の体内で起こる代謝の実に2/3が腸内細菌の関わる代謝ということになります。

こう考えると、人が生きるために行う代謝は、実は人と腸内細菌がともに協力しないとすべてが成立しないとも言えます。

私もこの事実を知った時には、本当に驚きました。

腸内細菌と言っても、せいぜい多くて1割くらい代謝が人体に影響してるのかな?!くらいの認識だったからです。

ここまで腸内細菌の影響力が大きいと、いかに腸内細菌叢を整えるかが重要になってきますね。

特に免疫機能は重要な要素ですので、菌の代謝リレーを常に意識して食を考える必要がありそうです。食事は自分自身のためだけでなく、腸内細菌のために摂るということを念頭に置く必要があります。

そして、出来れば年一回の健康診断だけでなく、腸内細菌検査も是非受けていただきたいです(弊社で行っています、笑)。

明日はこの腸内細菌検査について、もう少し詳しくお伝えできればと思います。

画像は腸活を食から考える、あくまでもイメージです。

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