体内のマグネシウムが減ると短命化するってほんと?

今日のコラムは再び長寿・短命に影響を及ぼす4つの食品についてです。
これまで、長寿・短命に影響を及ぼす4つの食品として、塩・魚介類・大豆・ヨーグルトを取り上げてきました。世界の短命地域は塩の摂取が多く、逆に長寿地域は魚介類、大豆、ヨーグルトが多く摂られていました。
それぞれの理由はここまでのコラムでお伝えしてきましたが、この長寿食材に共通して多く含まれる栄養素があります。
それは、2025年11月23日のコラムで詳しく取り上げていますが、マグネシウムです。改めてマグネシウムは、5大栄養素のなかのミネラルに含まれる栄養素です。
このマグネシウム、地球の地殻では7~8番目に多い元素であり、海水にも多く、生体の中でも4番目、細胞にいたっては2番目に多い栄養素です。細胞の中で2番目に多いとなると、いかに体にとって必要な栄養素であるかが実感できます。
生体内や細胞内に多い栄養素ですから、体温や血圧、ホルモン分泌、筋肉の収縮など生体内の300以上もの生命反応に関わってると言われています。
このマグネシウムを多く含む食品は、2025年11月23日のコラムで海藻類に多く含まれるとお伝えしましたが、特に‟あおさ”に多く含まれるため、お味噌汁に入れて召し上がるといいかと思います。
お味噌汁は塩分が多いですが、マグネシウムが塩分の害を抑えてくれます。また味噌は米麴など麹菌を含む発酵食品でもあります。腸内細菌叢にとっても菌の代謝リレーをスムーズに行えることになります。
とはいっても、塩分は可能な限り控えめがいいかとは思います。
話しがお味噌汁にそれましたが、このマグネシウムですが、飲み水においてもマグネシウム含有量の多いものがお勧めです。
長寿地域で知られるウィグル自治区に住むウィグル族は、タクラマカン砂漠のオアシスに定住する農耕民族ですが、野菜はもちろん山脈からの雪解け水で生活しています。
この雪解け水にたくさんのマグネシウムが含まれているのです。だいたい1L当たりマグネシウム含有量は16~18㎎と言われています。
毎日定期的に雪解け水を飲み、その水で野菜を栽培していると、自然にマグネシウムが摂取でき、生体内や細胞にマグネシウムが行き渡っているのでしょう。
実は私もマグネシウムを多く含む霧島の天然水を毎日飲んでいます。飲み始めてかれこれ10年以上になるでしょうか。商品名はここでは伏せますが、1L当たり14㎎のマグネシウムを含有していると表記されています。
体調がいまいちすぐれないと言う方は、一度マグネシウム含有量の多い食品を務めて摂取してみてはいかがでしょうか?
今日の画像はマグネシウム不足で出やすい症状をイラスト化したものです!

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