体内時計には3つのリズムがあります!
今日の画像は四季ごとに動物たちがお風呂に浸かっているイラストです。この中で、大きな誤りがあるのですが、それはこのコラムの後半に答え合わせをしたいと思います。
今日は、体内時計には3つのリズムがあるというお話しです。これまでに何度も既日リズム(がいじつリズム)のことには触れてきました。体内時計は24時間が1つの周期ではなく、24.5時間となり30分程度の誤差があります。よってこれを概日リズムと表現しています。
この他に、既月リズムがあり、1ヶ月の周期を表します。例えば女性の月経や女性ホルモンの分泌などが知られています。
そして1年のリズム、概年リズムです。日本には四季がありますし、これに生物が対応していると言えます。例えば、渡り鳥はこの概年リズムに対応し、夏の時期、繁殖のために日本にやってきて冬になると南国に帰ります。軒下によく巣をつくるツバメがそうですね。
ちなみに、ツバメが巣をつくるとその家は繁栄すると言い伝えがありますが、私の家の軒下にもツバメが巣をつくりかけたのですが、上手くできずに諦めたときがありました。その時とても残念に思いました!?その後家が繁栄していないところからすると、この言い伝えは正しいのかなと思います。(笑)
ツバメネタはちょっと余談でしたが、逆に冬に越冬のために日本にやってきて、夏になると繫殖のために北の国にいくオオハクチョウなどもいますね。これらは体内時計の概年リズムで行動しています。
また、魚の回遊、初ガツオ(3月~5月)、戻りガツオ(9月~11月)も既年リズムにより北上したり南下したりしています。
食物が春に開花し、冬に枯れるのも、1年のリズムで毎年リセットしていると言います。
先ほど、女性の月経について触れましたが、人間の生理は1か月に1回ですが、リスは4日に1回のようです。またネコは半年に1回です。このあたりの体内時計はどう作用しているのか、不思議です。未だ研究段階のようなのですが・・。
そして、最後に、画像の間違い探しです!?(笑)
ここまで概年リズムをお伝えしてきましたので、正解はすぐにわかるかと思います。
熊が真ん中で温泉に浸かっていますが、正解は冬は冬眠していますので、冬の時期には温泉にはいない!となります。
温泉に浸かっている動物で、この中では熊だけが冬眠するようです。鹿、うさぎ、きつねは冬眠しません。たぬきはどうやら洞窟のようなところに籠っているようですが、冬眠ではないようです。
でもこれらの動物もしっかり体内時計があって、そのリズムに従って生きているんですね!
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