免疫チェックポイント阻害剤が効く人、効かない人の違いはどこにあるのか?

今日のコラムは昨日の続きになります。

8月8日に免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)と血管新生阻害剤(アバスチン)の4回目の投与を終えました。

投与前の血液検査では腫瘍マーカー(AFP)が56.4と当初(1回目投与前)の24447とは桁違いに低下し、化学療法が順調に推移してきたことがわかります。

体重、体温、血圧も、1回目投与後とは違い、総じて安定しております。体重は1キロ増加、体温も36度5分~36度8分あたりを行き来しています。血圧は日や時間により上下しますが、170を超えるような高い数値を出すことはなくなりました。

腫瘍マーカーの急激な低下にも関わらず、副作用がほとんど見られないことが逆に不思議でもあります。なぜなら免疫チェックポイント阻害剤が効く人は、それ相応の副作用が出て、言ってみればギリギリのラインで治療を継続するケースが多いと認識していたためです。

そしてもう一つ免疫チェックポイント阻害剤が効く人の特徴として、腸内細菌叢が整っている人、理想的な腸内細菌叢を有している人が上げられます。

私の母の場合、大腸がんを患い、S状結腸を10センチほど腹腔鏡手術にて切除しました。腫瘍は4.4センチでステージ2でした。

術後は順調なのですが、手術や抗生物質などの投薬により、腸内細菌はほぼ全滅したのではと思います。よって、術後から(正確には術前から)腸活にはいそしんできました。

食物繊維⇒糖化菌⇒乳酸菌・ビフィズス菌⇒酪酸菌⇒短鎖脂肪酸の菌の代謝リレーを念頭に置きながら、まっさらになった今こそ理想的な腸内細菌を植え付けるチャンスだと捉え、務めて腸活にいそしんできました。

この影響もあるのか、免疫チェックポイント阻害剤が効く人のグループにどうやら入れたのではと思います。

そして、このコラムでも何度もお伝えしている麴菌です。

この麹菌はさきほどの菌の代謝リレーにも糖化菌として加わっていますが、麴菌独自の免疫機能がございます。

明日は、この麴菌に、4回目投与前の状況も合わせ、改めて触れていきます。

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