‟免疫チェックポイント阻害剤”と‟大建中湯”、‟乳酸菌”の関連性について考えてみた

今日は免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)の6回の投与で、未だにこれと言った副作用が出ていないことについて、3つの要因を上げていますが、今日は最後の3つ目の要因についてです。
この要因についても以前に、ピックアップはしていますが、腫瘍マーカーが7.27と正常値に戻ったことを受け、改めて触れてみたいと思います。
昨日、腸活のことを上げましたが、その腸活にも一部関わる話しですが、漢方薬「大建中湯」の話しになります。
大建中湯は大腸がんの手術後、便秘の症状があったため、主治医の先生にお願いして処方いただきました。術後の腸閉そくを予防する意味もありました。
大建中湯の4つの生薬のうち、乾姜と山椒については身体を温める効果があり、入院中から冷えの症状を訴えていたため、まずは温性の生薬が良いと考えたこと、そして人参(高麗人参)と膠飴が補気類の生薬で、気を補うため術後の回復のためにと考えました。
加えて、大建中湯とラクトバチルス菌との関連性において、理化学研究所の佐藤尚子先生の研究論文から、腸管バリア機能を強化するとのことで、免疫機能の向上も視野にいれた服用でした。
結果的に、大建中湯と乳酸菌を積極的に摂取し続け、便秘の症状はすぐに改善、対外的な免疫機能は維持強化されましたが、乳がんや肝細胞癌を発症しましたので、腸管バリア機能だけでは限界があるとも感じました。
ただ、今回の免疫チェックポイント阻害剤の投与で、腸内環境が整っていたことが副作用を抑えているとしたら、大建中湯と乳酸菌の組み合わせもまんざらではないかなとも思えます。
もちろん、ここまで来ると、すでに科学的な根拠からは逸脱してはいますので、確かなことは言えません。
しかし、大建中湯に関わらず、漢方薬全般において効く人効かない人が存在するのは事実ですし、腸内細菌叢の違いによりその効き目が違ってくると言うのは、私は間違っていないように思います。
また、漢方薬については、腸内細菌との関連性について、深堀したいと思います。
画像は高麗人参のイラストです!
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