免疫チェックポイント阻害剤にて肝臓の腫瘍マーカーが正常値に戻った状態での、血液検査による白血球の状態は?

今日のコラムは昨日の続きになります。

肝臓の腫瘍マーカー、AFPが免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)と血管新生阻害剤(アバスチン)の5回の投与により劇的に低下し、正常値の域に入ったことを昨日のコラムでお伝えしました。

そして、これと言った副作用もなく、順調に回復してきたことも合わせてお伝えしました。

副作用と言っても幅広く、どのような形で現れるか、投与後2か月が一つの目安と考えていましたが、すでに3か月を経過しているとは言え、まだまだ、注意が必要だと思ってはいます。

そして、最も私が気になっているのが、血液の状態と白血球についてです。

要するに免疫チェックポイント阻害剤が免疫療法ですので、免疫機能に支障をきたさないかが懸念材料ではあります。毎回、血液検査の際に、数値化されていますので、必ずチェックしています。

まず、血液検査においてはすべて正常値を示していて、白血球数は若干減少気味、赤血球は若干増加傾向にあります。ヘモグロビン値は増加傾向、血小板数も減少傾向でしたが、今回は少し戻しました。

問題は、白血球分類ですが、好中球は正常値(40~70)を超え71.2と少し高く、好酸球は前回まで正常値(0~6)の範囲でしたが、今回は6.6と基準値を超えてきました。また、リンパ球も正常値(20~50)が13.4と低い数値となっています。

どちらかと言うと、悪い方向(免疫力が落ちる方向)に流れているだけに、免疫機能に多少なりとも影響が出ているのではと思ってはいます。

特に副作用はないとの主治医の先生の話しですので、考えすぎの面もあるかもですが、次回このことは主治医の先生に話してみようかと思います。

そしていつまで投与を続けるかが今後の焦点になるかと思います。これと言った副作用が出ていないとはいえ、免疫療法であるため、必要以上の投与はどうかとも思います。

先生の話しでは、一度止めて、また腫瘍マーカーが上昇しだしたら再開してもいいとのことですので、慎重に見極めたいと思っています。

明日は、腫瘍マーカーが劇的な低下を成し遂げたことと、これといった副作用が見られないことを、化学療法以外の3つの要因について、腫瘍マーカーが正常値に戻ったいまだからこそ言える話しを改めてしたいと思います。

画像は血管内の赤血球と白血球のイラストです!

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