免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)と血管新生阻害剤(アバスチン)の組み合わせは最強なのか?

私の母が免疫チェックポイント阻害剤の5回の投与で、腫瘍マーカーが正常値に戻り、腫瘍も小さくなったことで、主治医の先生も驚きとともに、毎回腫瘍マーカーが下がるたびに喜んでくださいます。

今日はどこの医療機関かは申し上げられませんが、治療にあたっての主治医の先生との会話をご紹介していきます。

まず、免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)と血管新生阻害剤(アバスチン)は肝細胞癌の標準治療で、保険適用の治療になります。

テセントリクは肺がんの標準治療ともされています。

現在、免疫チェックポイント阻害剤で標準治療として認可されているものは数種類ありますが、それぞれの部位により明確に規定されています。要するに治験を終えたものと理解出来るかと思います。

ここで私の疑問なのですが、今回のテセントリクとアバスチンの組み合わせの治療は、他の部位の癌に効かないのかどうかと言うことです。

先生とはそのことで、先日の診察の時に話しました。私が、「このテセントリクとアバスチンで他の癌の発症を抑制していることはないですか?」と聞くと、先生が最初は、「効くかどうかデータがないからわからない」との回答でした。

しかし、すぐに「発症を抑えているかも知れませんね」と言う回答に変わりました。

そもそも癌細胞が自分を敵だとみなされないよう、免疫細胞であるT細胞と結合するのですが、その結合部分を遮断するのが免疫チェックポイント阻害剤ですから、特定の部位の癌以外にも効果はあるはずですよね。

また、血管新生阻害剤は、癌細胞が栄養を補給するために血管につながっていく管を遮断するものですから、これも特定の部位に限られるものではありません。

よって、すべての癌(白血病のような血液の癌は除く)について、標準治療として認可できるのではと思います。

おそらくですが、オプジーボやキイトルーダよりもテセントリクとアバスチンの組み合わせの方が、奏効率は高いのではないでしょうか?

今回の肝細胞癌についても、主治医の先生は迷うことなく、テセントリクとアバスチンの処方を決められました。

オプジーボはそんなに効かないからとの話しがあったように思います。

このあたりを明日もう少し深堀します。

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