匂いは気になるけど、‟にんにく”には計り知れない効果効能があるんです!?

今日の‟体にとって必要なものとは何か?”を食から探求するシリーズの食材は『にんにく』です。

にんにくと言えば、活力がつきそうなイメージを抱きます。そして匂いが気になる食材ですね。特にギョーザを食べた時には人と会って話すのがNG、ビジネスでは余計に気を使います。

そんなにんにくですが、効果効能について見ていきたいと思います。

にんにくの効果効能の中心となるのは、アリシンを中心にしたイオン化合物です。ただアリシンはそもそもにんにくに含まれる成分ではなく、にんにくにはアイリンが含有されていて、切ったり摺り下ろしたりすることで、アリナーゼと言う酵素が反応してアリシンに変化します。

アリシンは不安定な物質なため、空気や熱など環境により変化しやすく、その時の環境により様々なイオン化合物に変化すると言われています。

では、にんにくの効能はと言うと、主に以下の4つが上げられます。①抗菌殺菌解毒作用、②ビタミンB1の吸収を高める、③血栓を作りにくくする、④活性酸素を除去となります。

この他にも様々な効果効能が確認されているのですが、中医学ではどうでしょうか?

中医学では、にんにく(生薬では大蒜)は解毒消腫作用があり、駆虫薬として用いられます。大蒜は温性で甘味なため、脾、胃、肺に通じていて(効いて)、食欲不振や消化不良の際にも服用されます。

このあたりを見ると、現代の栄養学からみたにんにくと、中医学からみたものは効果効能が一致しているように思えます。

昨日のコラムのイソフラボンなどもそうですが、えぐみや苦味が体にとっていいもの、‟良薬口に苦し!”ですから、にんにくの匂いもまた、良薬の証なのかも知れませんね!?(笑)

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