危険水域のNLR「9.0」でも順調な理由~免疫の謎を解く鍵は「CRP 0.05(炎症ゼロ)」にあった

今日のコラムは昨日の続きになります。私の母の化学療法を12回終えた時点の血液検査検査の結果を昨日のコラムでお紹介しましたが、今日は免疫機能の状態について、お伝えしたいと思います。
どうしても免疫機能については、免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)と血管新生阻害剤(アバスチン)を投与している関係で、影響が出て参ります。
白血球の中で注目すべきはリンパ球と好中球になりますが、その対比をNLR(好中球/リンパ球比)で表します。NLRは数値が低いほど予後が良いとされ、3.0以下が理想、5.0以上は要注意、それ以上は危険水域とされることが多い指標です。
そして今回は約「9.0」という高い数値を表しました。この数値だけをみれば、危険水域で他の箇所に癌が出来ているのでは?と疑いたくなるのですが、これを覆す数値が体内の炎症反応をしめすCRPの0.05mg/dLという数値です。
このCRPはここ最近の検査結果では、0.23→0.10→0.09 →0.08→0.06→0.05(正常値0.00~0.14)と順調に下がっているのです。
つまり現在の好中球の多さは、癌による炎症ではなく、免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)が効いて免疫システムが活発に動いている「良い反応」、あるいは治療サイクルの中での一時的な変動である可能性が高いと読み取れます。
加えて白血球数も82ⅹ10^2/と正常値(33~86)の上限に近いくらい多く、リンパ球の絶対数はそれなりにキープしているとも取れます。
これらで言えることは、血液検査の各項目の異常値に一喜一憂せずに総合的に栄養面のことも加味しながら見て行く必要があると言うことではないでしょうか?
その栄養面でもう一つ気になるポイントがありましたので、明日のコラムで触れて行きたいと思います。

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