塩分の害を打ち消す、ヨーグルトに含まれる3つの栄養素とは?

今日は、長寿・短命に影響を及ぼす4つの食品の4つ目のヨーグルトについてです。
ヨーグルトについては市販されているだけでも様々な種類があり、最近では含まれる菌種も明記されるようになりました。
このコラムでも、メーカー毎、菌種毎に、その特徴や効果をお伝えしてきました。そして、私自身も腸内細菌叢のことを考慮し、何が今の自分に適したヨーグルトかを探求してきた一人です。
まずは、家森幸男先生のヨーグルトについての見解を見て行きます。
私も詳しく知らなかったのですが、ヨーグルトにはカリウム、カルシウム、マグネシウムが多く含まれています。この3つの栄養素はここまでのコラムをご覧いただいている方は、ピンと来られると思いますが、そうです、塩の害を打ち消してくれる栄養素なのです。
日ごろの塩分摂取過多がダイレクトに短命につながっていくことは、ここまでのコラムでお伝えしてきましたが、野菜や果物以外にヨーグルトでもこの3つの栄養素を摂ることができます。
そして、先生がずっと推奨されてきたヨーグルトが、コーカサス地方のカスピ海ヨーグルトです。
現在は、カスピ海ヨーグルトはそのままの商品名でフジッコから販売されています。先生は種株をもらってきて、都度牛乳に継ぎ足して食されているようです。
私もヨーグルトメーカーで種株から作ったことがありました。カスピ海ヨーグルトは行ったことがありませんが、今度試してみたいと思います。
そして、このカスピ海ヨーグルトの最大の特徴は、‟粘り”だと言います。
確かにカスピ海ヨーグルトは粘りがあります。この粘りは菌の特徴で、菌種としては棒状の乳酸桿菌ではなく丸い乳酸球菌なのだそうです。球菌は小さな球体がつながり表面積が大きくなるため、菌の表面で産生され粘り気の元となる「粘性多糖体」がたくさん作れると言うわけです。
この粘り気が健康効果に大きな意味を持つと言うことですが、この件については、明日のコラムでご紹介します!
画像は粘り気のあるカスピ海ヨーグルトです。

コメント