女性の平均寿命が男性より長い理由は、女性ホルモンにあった。その女性ホルモンに似た効果を持つイソフラボンを摂取すると・・

今日のコラムも昨日の続きになります。

大豆に多く含まれる「イソフラボン」について今日は見て行きます。

家森幸男先生の「100%脳卒中を起こすラット」を使った研究によると、卵巣のあるメスのラットは、オスに比べ緩やかに血圧が上がり、ゆっくり脳卒中が起こることがわかりました。

これは、卵巣を取り除いた更年期ラットを使うと、オスと同様に血圧が上がりやすく、脳卒中も起こりやすくなることで確かめられたのです。

次にこの更年期ラットにイソフラボンを含む大豆の胚軸を混ぜたエサを与えると、肥満傾向が解消され、血圧も上がりにくく、脳卒中も起こりにくく、毛づやまで良くなったようです。

女性ホルモンと似た効果を持つイソフラボンが、どうやら長寿のカギを握っているようなのです。

人間においても、心臓の血管が動脈硬化で詰まって起きる心筋梗塞は、女性の発症率は男性の3~4割程度だと言われています。

これは動脈硬化を予防する女性ホルモンにあるとされていて、平均寿命が女性の方が長い理由の一つに上げられています。

女性ホルモンと似た効果を持つイソフラボンですが、世界の地域調査で、心筋梗塞の死亡率と大豆イソフラボンの摂取量との対比では、明らかに摂取量の多い地域が死亡率は低かったのです。

では、なぜイソフラボンを摂取が多いと心筋梗塞が少なくなるのでしょうか?

明日、この仕組みを科学的に深堀したいと思います。

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