家森幸男先生が提唱される健康長寿につながる食に、腸内細菌を育み増やすことを加える!

ここまで長寿・短命地域を世界的に調査研究されてきた、家森幸男先生の説を中心に、健康長寿につながる食について見てきました。

その中でまず印象に残ったのが、過去に長寿地域であったところが、加工品やファーストフードが浸透し生活は便利になったがゆえに、一直線に短命化している現実があります。

観光地化したことで、美味しく感じるように加工された食べ物が、流入してきた弊害が健康に及んでしまったのです。

2つ目に印象に残ったことと言えば、体に必要なたんぱく質の摂取についてです。

魚介類や大豆は最も摂取すべき食材ですが、お肉もボイルするなど調理方法を工夫すれば、過剰摂取しなければ良いと言うことです。ただ、お肉も出来れば鶏肉のようなヘルシーなものにして、魚介類や大豆を中心に据えることは忘れてはいけません。

3つ目に印象に残ったのは、塩分は摂取量を制限するのですが、野菜や果物からカリウム、カルシウム、マグネシウムを摂取することで塩の害を極力減らすことが出来ることです。

この3つ目に関しては、和食を摂取する場合に、特に注意したいところです。和食は健康にいいとされていますが、味噌汁のお味噌や、お醤油などの調味料に塩分が多く含まれているからです。

そして4つ目は、家森幸男先生はあまり触れられていないのですが、家森先生が調査されていた時代に腸内細菌の概念はほとんどなかったことから仕方のないことではありますが、腸内細菌のことを重要視すべきと言うことです。

先生はヨーグルトを長寿につながる食品に上げておられます。

言い換えると、腸内細菌のことが明らかでない時代にヨーグルトを長寿につながる食品に上げられていることが素晴らしいなと思います。

私のコラムでも再三触れていますが、京都大学科学研究所の代謝マップから、体内の代謝機能の2/3は腸内細菌が関係しているということは、ここ最近になって明らかになったことで、未だ多くの方が知らないことです。

いや、腸内細菌自体も多くの方が知らないと言っても過言ではありません。

私の中では、家森幸男先生が唱えられる健康長寿への食に、腸内細菌を増やし育むことを加えることで、より健康長寿につながる食を突き詰めていけるのではと思っています。

画像は健康長寿を祝う節目の年を表したものになります。

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