尿素窒素(BUN)が31.6から正常化~体の「燃えカス」データが教えてくれた、栄養状態の劇的改善

今日のコラムも昨日の続きになります。肝細胞癌を患っている私の母の治療効果をお伝えしています。

12回の化学療法を終えた時点の血液検査から見て、腫瘍マーカーや栄養面で検証しています。

昨日のコラムで栄養面で気になる点があるとご報告していました。その項目とは、尿素窒素(BUN)と呼ばれるものです。この尿素窒素は、一言で言い表すと、「タンパク質が体内で使われた後に出る『燃えカス(老廃物)』」を表すものです。

詳しくお話しすると、肉や魚、卵などを食べると、たんぱく質が体内でアミノ酸に分解され、身体を作る材料になります。この材料を使う過程でどうしても「アンモニア」という有害なゴミが出ます。このアンモニアを肝臓で無害な「尿素」に変えられるのですが、この尿素に含まれる窒素の量がBUNと言うことになります。そしてこの「燃えカス(BUN)」は血液に乗って腎臓に運ばれ、尿として捨てられます。

これが、尿素窒素(BUN)が生成される過程なのですが、正常値で言うと8.0~20.0mg/dLの範囲内に収まれば良いとされます。

私の母の場合、過去3回の血液検査を見てみると、23.7→23.6→31.6→18.4と推移しており、前回の31.6より一気に正常化しました。

これを分析すると31.6を表していた前回検査の時は、身体がエネルギー不足で、自分の筋肉(たんぱく質)を無理やり燃やしてエネルギーにしていたため、燃えカスが大量に出た上に、脱水気味で血液中のゴミが濃縮されていたと推測できます。

今回BUNが正常化した(18.4)のは、水分代謝が良くなり、腎臓がスムーズにゴミを捨てられていて、食事からの栄養がしっかり届き、自分の身体を壊す必要がなくなり無駄な燃えカスが減ったと見ることができます。

このように血液検査を個々の検査結果が正常かどうかを見るだけでなく、いくつかの方向性(項目)から総合的に見ることで、体の状態を正確に導くことができます。

現在、開発中のアプリにもこの要素を取り入れています。

幸い母の状態は順調に推移していまして、明々後日に造影剤MRI検査を行い、化学療法を休薬するかどうかを決める予定です。

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