抗酸化力の強い野菜の3つの特徴とは?

健康長寿につなげるために抗炎症作用のある食材は、以前にシリーズでお伝えしました。
塩分過多を軽減するために抗炎症作用、抗酸化力が強い野菜を摂取すれば、結果的にカリウムの摂取量が増え、ナトリウムを減らす効果が期待できます。このことは2025年11月25日のコラムで「ナトリウム・カリウムポンプ」の仕組みを説明しながらお伝えしてきました。
具体的な抗酸化力の強い野菜についても、具体的にお伝えはしてきましたが、今日はパッと見て抗酸化力の強い野菜を見分ける3つの特徴をお伝えできればと思います。
まず1つ目が、色が鮮やかな野菜です。例えば、ピーマン、トマト、人参、パプリカなどです。トマトと言えば、‟リコピン”を思い出しますが、トマトの1.5倍リコピンが多いのがスイカでした(2025年10月29日コラムより)。こちらも色鮮やかですね。
2つ目が、苦味のある野菜、例えば、ゴーヤや山菜、菜の花、ごぼうなどです。ゴーヤの苦味は好き嫌いが分かれるかと思いますが、食べていて体に良さそう感は満載です。ほうれん草も苦味がありますし、色も鮮やかです。
3つ目が、香りが強いもの、例えば、わさび、ハーブ類、生姜、三つ葉、セロリ、そして極めつけが、にんにくです。ハーブ類は抗酸化力だけでなく種類により様々な効能が期待できますし、生姜や大蒜(にんにく)は中医学(漢方)では生薬としても用いられます。
色鮮やか、苦味、香りの3つを意識すると、料理も色鮮やかで見た目も美しく、香りもたち、美味しいだけでなく、体にもいいのです。
明日はこれらの野菜を出来るだけ減塩で美味しく食べる秘訣をお紹介したいと思います。

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