歯周病を抑える‟ラクトバチルス・ラムノーザス”と言う口腔細菌とは?

今日は昨日のコラムの最後にお伝えしていました、救世主ともなる口腔細菌に影響を及ぼす細菌について触れて行こうと思います。

今日のコラムの情報ネタは、NHKオンデマンドの「ヒューマニエンス40億年のたくらみ」の中で、広島大学大学院教授の二川浩樹先生の研究結果を引用させていただきます。

今日の画像はいきなりの‟キムチ”です!

私自身もたまにスーパーでキムチを買って食べますが、画像はオイキムチですね。白菜のキムチより私はオイキムチが好きです。白菜のキムチに比べ辛さが抑えめだからと言うのもその理由の1つです。

どうしてキムチなのかと言いますと、キムチは韓国の方がおそらくほぼ毎日口にする食材です。

韓国の方は、歯周病が日本人に比べ少ないと言われています。日本人より喫煙率が高く、歯間ブラシでのケアが少ないと言われ、本来は歯周病になりやすいはずなのに実情は少ないのです。

ここでキムチが出て参ります!キムチには乳酸菌(ラクトバチルス菌)が含まれています。具体的には、ラクトバチルス・ラムノーザスという菌が歯周病を抑えてくれると言う研究結果があるのです。

これは、何らかの障害があり歯を磨けない子供たちの中で、虫歯にも歯周病にもならない子の口腔細菌を調べたところ、ラクトバチルス・ラムノーザスが発見され、その効果が実証されたようなのです。

現在では、このラクトバチルス・ラムノーザスを使ったヨーグルトが「らくれん」から商品化されています。二川先生との共同開発商品のようです。

歯周病や虫歯に悩まされている方は、お試しいただくのもいいかもです。ただ近隣のスーパーに置いているかどうかは微妙です。他にもいくつか試してみたいヨーグルトはあるのですが、近隣のスーパーにないことが多く、そのあたり手軽に手に入るといいのになと思うのですが・・・。

ラクトバチルス・ラムノーザスのヨーグルトが手に入らない方は、辛さが気にならなければ、キムチをいただくのもいいかも知れないですね。乳酸菌の摂取は菌の代謝リレーでも重要です。糖化菌の納豆との相性も基本的にはいいのですが、過敏性腸症候群の方はお気をつけください。逆効果になることもありますので、くれぐれも慎重に摂取してくださいね!

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