白麴菌が肝臓の腫瘍マーカーを下げ、腫瘍を小さくするアシストをしたことについて

今日も昨日の続きになります。肝臓の腫瘍マーカーAFPが3か月で劇的な低下を成し遂げたことをここまでお伝えしてきましたが、これといった副作用が見られないことが、幸いでもありイレギュラーなケースでもあります。

そこで、AFPの低下と副作用がなぜ出ないのかについて、化学療法以外に取り組んでいる3つの要因を今一度検証して、AFPが正常値の域に達した今だからこそ言えることも含め、お伝えしていきたいと思います。

まず、免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)と血管新生阻害剤(アバスチン)の最初の投与が6月6日だったのですが、投与前のAFPは24447ng/mLでした。

この5桁にも及ぶAFPが5回目の投与を終え、正常値の7.27(正常値0~10)ng/mLまで下がりました。

この間、化学療法以外に、何度もこのコラム内でお伝えしている麹菌飲料を飲ませて参りました。飲み始めは6月6日のはじめての投与日より数日前だったと記憶しております。

この麴菌飲料は「麹の華」と言う商品名で、鹿児島の焼酎メーカー‟河内菌本舗”が開発しているものです。

麴菌については、以前から八海醸造さんの研究で、マウスの樹状細胞に麴菌(黄麴菌)を添付すると、インターロイキン10(IL-10)とインターロイキン12(IL-12)が生み出されることは承知していました。

麹の華の麹菌は、焼酎の元になる白麴菌で、焼酎の杜氏さんたちに癌の方はほとんどいないと言う話しも耳にはしていました。

IL-10とIL-12が黄麴菌だけでなく、白麴菌においても産出されるのかどうかの検証はありませんが、それかそれ以上の免疫機能に働きかける産出物はあるだろうと予想はできました。

免疫チェックポイント阻害剤は癌細胞のT細胞との結合を遮断し、癌細胞が敵であることをT細胞に気づかせるお薬ですので、免疫機能を高めるものではありません。

よって、免疫機能を上げる意味で、麹の華を飲ませようと考えました。IL-12は免疫細胞であるT細胞を活性化するサイトカインだからです。

ただ1つ懸念材料として、IL-10の産出がマイナスに働かないか、免疫チェックポイント阻害剤の働きを狂わせないかと言うのがありました。IL-10はいい意味でも悪い意味でも自己免疫をコントロールするサイトカインだからです。

免疫チェックポイント阻害剤と血管新生阻害剤だけでは、効果は限定的だと考えてはいましたので、思い切って飲ませることにしました。

もちろん、麴の華が腫瘍マーカーを下げ、腫瘍を小さくしていったことに、アシスト出来たかどうかはわかりません。しかし、少なくとも、副作用が起こらないことは、IL-10の働きがスムーズで自己免疫を上手くコントロールしてくれているのかなとも思えます。

科学的なことは別にして、実感として母は麴の華を飲みたがるようになりました。体が欲しているように毎朝飲んでいます。

もしかすると、これが答えなのかも知れません。

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