皮膚バリアが崩れたときに、にきびが・・・その皮膚バリアとはいったい何なのか?

画像が‟にきび”に悩む女性をイメージしたイラストですが、にきびと言えば、3月23日ににきびの原因となるアクネ菌について書きました。

このコラムは皆さま、特に女性の方の関心事が高いようですので、再度、より詳しく書かせていただきます。

今回、腸内細菌に関しての動画を撮影していますことは、何回かこのコラムでもご紹介してまいりました。実は、第2話が、にきびの原因となるアクネ菌を取り上げておりまして、昨日、台本を書いて監修いただいている先生にチェックをお願いしました。

台本の修正ポイントが若干あり、再度、修正して台本を仕上げているのですが、その内容について、今回のコラムでも少し触れたいなと思いました。

私たちの身体は、外敵から身を守るために免疫力が働いていることは、これまで何度も書いておりました。肌の場合は、刺激や細菌の侵入をガードする働きで健康状態を保っています。いわゆる皮膚バリアが常に機能しているのです。

この皮膚バリアには、感染抵抗性と抗炎症の両方が必要になります。元来、人が持つ免疫機能と腸内細菌が生み出す代謝物による免疫機能が、この皮膚バリアを形成しているとすれば、腸内細菌の乳酸菌や酪酸産生菌が大事ということになって参ります。

現在のところ、酪酸とニキビ菌(顔にきびの原因であるアクネ菌と身体のにきびの原因であるマラセチア菌の2種類)との直接的な関係を示す論文はまだのようですが、免疫力がニキビ菌と関わっていることを考えると、酪酸産生菌も何らかの影響を及ぼしているのではと推測はできます。

ちょっと専門的な話しになってしまいましたが、明日も続きを書きたいと思います。

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