短鎖脂肪酸のプロピオン酸を産生するために、和食中心で食生活を送ると良いってほんと?

昨日は、腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酢酸について、その産生に影響を及ぼす食物繊維やそれを含む食品、そして発酵に関与する腸内細菌について具体例を上げて見てきました。
今日は、短鎖脂肪酸のプロピオン酸について、同じように見て行きます。
プロピオン酸産生に影響を及ぼす食物繊維としては、βグルカンやヘミセルロース(キシラン、アラビノキシラン)が上げられます。
βグルカンを含む食品は、オート麦、大麦、小麦、ライ麦、キノコ、海藻などが上げられます。
そしてこれらが菌の代謝リレーを経て、腸内細菌が発酵に関わりプロピオン酸を産出するわけですが、主に関わる腸内細菌としては、Lactobacillus、Prevotella、Eubacuterium、Enterococcusなどが上げられます。
私たちの行う腸内細菌検査では、36種類+αの腸内細菌の構成比がわかりますが、この検査では、LactobacillusとPrevotellaが把握できます。
ちなみに、私の場合は、両方とも所有していませんでした。他のEubacuteriumやEnterococcusなどは不明ですが、メジャーな腸内細菌ではないため、あってもごく微量でしかないと言うことになります。
よって、私自身はこの段階では、プロピオン酸を産生する能力を有していないか、あっても弱いと言うことになります。
Lactobacillus、すなわち乳酸菌については、ほとんどが小腸に存在しています。よって、大便を摂取して遺伝子分析する腸内細菌検査では、小腸の腸内細菌は現れてこないとも言われています。
それを考えると、小腸内のLactobacillusがプロピオン酸を産生している可能性はございます。
2025年3月28日のコラムでプロピオン酸の効能効果について書いていますが、血糖値調整に関わるということでしたので、上記の腸内細菌がいない場合には、もしかすると血糖値調整が苦手な体質と言うことになり、注意が必要なのかも知れません。
もちろん血糖値調整はプロピオン酸だけが機能しているわけではありませんし、様々な機能が補完しあっていますので、一概に糖尿病に直結しているとは言えませんが。
このように、どのような腸内細菌叢を有しているかにより、食べる食物繊維も変える必要があると言うことになります。
ちなみに、私は所有していませんが、Prevotellaについては、野菜中心に食事をされている方は多い傾向にあります。昔は和食中心で生活していた日本人には多い腸内細菌でしたが、欧米食が主流となってからは減る傾向にあります。
私もこれまでの人生、欧米型の食を摂って来た感が否めず、もっと和食を念頭に入れた食生活をすべきだったと反省しているところです。
明日は、ヘミセルロースについて見て行きます。ヘミセルロースからプロピオン酸を産生できるかもですので、私自身もちょっと期待して見て行こうと思います。
今日の画像は、和食をイメージした簡単なイラストです。
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