‟脳卒中ラット”にお味噌汁と同じ程度の塩分濃度1%の食塩水を飲ませると、100日以内に脳卒中を起こし全滅しました!

今日のコラムも昨日の続きになります。ラットを使った実験で、脳卒中を起こす原因は、細かい血管については栄養障害だと言うことが明らかになり、その栄養障害は塩分によるものと言うことも解明されてきました。
引き続き、ラットの実験が行われるのですが、「遺伝的に100%脳卒中を起こすラット」である「脳卒中ラット」が脳卒中を起こさないための予防策が以下の実験により試されます。
脳卒中ラットを1%の食塩水を与え続けるグループと与えないグループで続けられました。結果は恐ろしいことに、1%の食塩水を与えたグループは次々に脳卒中を起こし、100日以内に全滅したそうです。
1%と言うと人が飲むお味噌汁程度です。たったそれだけの食塩でも、日々積み重なり、脳卒中を引き起こしたのです。
ただ、食べものを工夫すると寿命は延びました。血管を強くすると言われる大豆や魚のたんぱく質を摂取させた場合は寿命は倍に延び、ここのカルシウムを加えるとさらに倍に、そして、マグネシウムを加えると食塩水だけのグループの5倍寿命が延びたそうです。
この実験結果から、脳内の細かい逆行性血管が多数存在していても、食塩の量を控え、大豆や魚のたんぱく質を摂取し、カルシウム、マグネシウムを摂るように心がければ、脳卒中になりにくくなると言うことです。
これはラットだけに見られるものではなく、人に応用できるのは言うまでもありません。
なぜなら、そもそも脳卒中が本来は起きない自然界のラットにあって、意図的に逆行性血管を持つラットを掛け合わせで作り出し、人の脳に限りなく近づけたわけですから。
昨日のコラムをご覧いただければ、高血圧との関連性も見えてきます。
塩分が健康寿命に大きく影響を及ぼしていることは明らかですが、長寿や短命に影響を及ぼすあと3つの食品について明日触れていきます。
画像は豪華な和朝食です。おそらくどこかの旅館かホテルの朝食だろうかと思います。ただ、味噌汁に塩鮭、梅干し、漬物と塩分は高そうですね?!

コメント