腸の不調を感じる方はFODMAPに気を付けて!

今日もFODMAPについてですが、FODMAPとは昨日のコラムの中で、4つの糖質ということで気を付けなければいけないことをお話ししました。

では、そもそもFODMAPとは端的に言うとどういうものなのでしょうか?

FODMAPとは、小腸内で消化吸収されにくい糖質の総称になります。人の栄養素は糖質にかかわらず小腸で酵素の働きによって消化吸収されます。小腸で消化吸収されないものが、大腸に送られ腸内細菌によって代謝され、その代謝産物として短鎖脂肪酸や各種ビタミンが生み出されます。

なぜ、腸の状態が悪い人はFODMAPに気を付けないといけないのでしょうか?

小腸で消化吸収されないということは、大腸の腸内細菌にその代謝を委ねるということになりますが、そもそも腸の状態が悪い人は、腸内細菌も適切なものがいなかったり、数が少なかったり、効率が悪かったりしているわけで、消化不良を起こしていると見て良いですね。

食物繊維も上手く腸内細菌が代謝してくれないと、便が詰まる要因にもなります。

FODMAPのものを避ける方が良いのは至極当然といえば当然です。FODMAPの中でも高FODMAPのものは避ける方が良いのも頷けます。

腸内環境がいい人は、逆に腸内細菌にエサをやれるわけですから、FODMAPのものを食べても差支えありません。

ご自分でちょっと腸が不調だなと思われる方は、一度、腸内細菌検査を受けていただき、腸内細菌の構成比を見極めた上で、食を考えることをお勧めいたします!

画像が高FODMAPと低FODMAPの代表的なものをイラストにしたものです。

明日はもう少し、カテゴリー別にFODMAPについて見て行きたいと思います!

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