腸内細菌を属レベルで見ることと、種レベルで見ること
昨日は bifidobacterium(ビフィズス菌)について、その特徴についてお話ししました。この bifidobacterium(ビフィズス菌)というくくりは、属レベルの話しで、もっと細かくbifidobacterium を分けていくと種レベルの話しになります。
私どもが行っている腸内細菌検査は、腸内にいる腸内細菌の構成比を36種類+(その他の菌たち)として検査結果を提供していますが、あくまでも属レベルの話しです。最近では種レベルで検査結果を提供する検査機関がありますが、コストは倍以上かかります。
腸内細菌検査結果から食改善していくには、属レベルで把握すれば問題点は見えてきますので、まずは問題なくできます。むしろ、種レベルで構成比を把握しても細かな情報が乏しく、食提案までには行きつかないというのが現状です。
ただ、研究室では種レベルで腸内細菌を把握し、ぞの性質や身体に及ぼす影響は徐々に解明されていて、日進月歩で進化している研究分野です。
36種類の腸内細菌の属レベルの中で、bifidobacterium (ビフィズス菌)や streptococcusなど (乳酸菌)は種レベルの情報もそれなりに詳しく調べられています。いわゆるメジャーな菌たちということです。
しかし、他の菌においては、ほぼ情報のないものもあり、まだまだこれから深く研究される分野だということです。
例えば、bifidobacterium(ビフィズス菌)で言うと、bifidobacterium bifidum、 bifidobacterium breve、bifidobacterium longum、 bifidobacterium adolescentis、 bifidobacterium infantis など、たくさんの種類があります。
明日、それぞれの特徴をお伝えしたいと思います。
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