鍼灸はもはや東洋医学の神秘ではない!足三里と迷走神経のメカニズム&連載800回のご挨拶

今日のコラムはいよいよ、足三里のツボが効く科学的な根拠を解明していきたいと思います。
研究者によると、足三里の鍼治療の効果は、迷走神経への働きかけにより生まれると解説されています。では、この迷走神経とはそもそも何なのでしょうか?
迷走神経とは、脳から出ている神経の中で最も長く、体内を広く巡っている神経のことです。 「迷走」という名前の通り、脳幹から出発して首を通り、胸にある心臓や肺、さらには腹部の胃、腸、肝臓、そして副腎などへと、まるで体中を迷い歩くように枝分かれしながら張り巡らされています。
主に「副交感神経」の代表格であり、私たちが意識しなくても機能する心拍や呼吸、消化、そして免疫反応をコントロールしている、脳と臓器をつなぐ「体内の一大ネットワーク」なのです。
では、足三里のツボとの関連で見ていきましょう。
科学的なステップに分解すると以下のようになります。
足三里に鍼灸をすると、その直下にある特定の感覚神経がキャッチし、電気シグナルとして脊髄を通って「脳(脳幹)」へと一瞬で駆け上がります。
次にシグナルを受け取った脳は、「体内で炎症が起きているから抑えなさい」という指令を出します。この指令を各臓器に配達するメインルートが「迷走神経」です。先にも説明したように、迷走神経が心臓や肺などあらゆる臓器の間に張り巡らされているため、この巨大な通信ケーブルを使って指令が下っていきます。
迷走神経を通った指令の最終目的地が、腎臓の上にある小さな臓器「副腎」です。
指令を受けた副腎は、「ドーパミン」という物質を血液中に一気に放出します。 ドーパミンと聞くと、快楽ややる気のホルモンとして有名ですが、実は体内の血液中では強力な免疫のストッパーいわゆる抗炎症物質として働くという特徴があります。
そして血管の血液に乗り全身を巡ったドーパミンは、敗血症などでパニックを起こし、暴走している全身の免疫細胞に結合します。
するとどうでしょう、ドーパミンが結合した免疫細胞は、毒素である炎症性サイトカインを出すのをやめて大人しくなります。
この一連の流れで自己免疫的な暴走がストップし炎症が治まり、敗血症のような重篤な疾病も治癒する可能性が高まります。
このように鍼灸治療においては、足三里のツボを代表されるような全身のツボが、あらゆる疾病に対し、炎症を鎮め、快方に向かわせる可能性を秘めていると言えるのです。
鍼灸がもはや東洋の神秘ではなく、科学的な裏付けを持つ治療法として確立される時代はもうそこまで来ていると確信します。
私自身も鍼灸に関して関心がありますし、食と健康を考えるその延長線上に捉えています。健康には食だけでなく、運動や睡眠と言った要素も当然必要であることは間違いありません。
そこに東洋医学すなわち古代の知恵が活かされ、科学的な証明がなされれば、これ以上のものはありません。
Bio wisdom japanはまさにそれを目指す活動なのです。
ちょうど私のコラムも2024年1月1日から毎日書き綴って、今日が800回目となりました。
この800回を通して、今後、Bio wisdom japanをどのように展開していくかも、固まりつつあります。
今後も様々な形で発信し、古代の知恵と現代の科学を融合させた取り組みを続けていきたいと思います。
*今日の画像ですが、足三里のツボはもう少し膝に近い場所だと思います。Geminiに修正を指示しましたが、細かな修正は上手くいきませんでした。このような時に上手くプロンプトを書く方法を教えて欲しいです(笑)

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