雪印メグミルク社の乳酸菌、ガセリ菌SP株とは?

‟生きたまま腸まで届く乳酸菌”シリーズの最初は、雪印メグミルク社の「ガセリ菌SP(ガセリ菌SBT2055)」を取り上げます。
昨日のコラムでは、同じ雪印メグミルク社のビフィズス菌SP株を取り上げましたが、今日は乳酸菌バージョンです。
雪印メグミルク社のホームページから、1935年からの乳酸菌研究の末、身体に良い働きをする乳酸菌としてガセリ菌が選ばれたとあります。また、このガセリ菌は人由来の乳酸菌で栄養を消化吸収する小腸で主に暮らしているとあります。
そして、このガセリ菌SPヨーグルト(画像)を摂取することで、2つの機能が得られると謳われております。
1つ目が内臓脂肪の低減で、腹部内臓脂肪面積変化量が12週間で平均6㎝₂減少したとあります。
2つ目が、ガセリ菌SPを継続して2週間、4週間と摂取すると、腸内の乳酸桿菌が増加したと言うものです。
すなわち、ガセリ菌SPが生きたまま腸まで届き乳酸を作ることで、酸に弱い悪玉菌が減少し善玉菌が増えやすい環境ができると言うことです。結果、腸内環境が改善されると言うメカニズムです。
この時、腸内の乳酸桿菌が増えるとありますので、大腸内の乳酸桿菌が増えた(糞便検査の結果)と理解しましたが、小腸で活性化したガセリ菌SPの効果で、乳酸桿菌が増えたとありますので、別の乳酸菌を産み出す環境を作ったともとれます。
そのあたりの真偽は不明ですが、ガセリ菌SPが乳酸菌を活性化し腸内環境を良くすることは確かのようです。
ちなみに、昨日のビフィズス菌SP株は3層構造のカプセルで被せていましたが、今日のガセリ菌SPはカプセル入りではないようです。
そして、雪印メグミルク社の「ナチュレ恵」はどのスーパーにも並んでいる商品ですが、ビフィズス菌SP株も、ガセリ菌SP株も含有している商品です。
この「ナチュレ恵」は、ビフィズス菌SP株は3層構造でコーティングはされていません。
コーティングされていなくてもビフィズス菌SPが腸まで届くのでしょうか?
ちょっと疑問ではありますが、また機会があれば雪印メグミルク社に聞いてみたいと思います。
コメント