<陰陽学説>陰陽太極図の黒の中の白い点と、白の中の黒い点は何を意味しているのか?

今日の画像は再び陰陽太極図です。この中で気になる点がございます。白い陽の領域に黒い点と黒の陰の領域に白い点です。

これは何を表しているのでしょうか?

陰陽学説は、陰と陽はそれぞれが「対立、依存、消長、転化」の4つの基本原則に基づいているというお話しでした。これらについては、これまでのコラムをご覧いただきたのですが、1日24時間の陰と陽の変化について改めて見てみたいと思います。

一日24時間を、6時から18時を昼の陽の時間帯、18時から6時までを夜の陰の時間帯の2つに分けます。

朝の6時から10時は陽がどんどん強くなり、最も成長する時間帯なので陽の中の陽となります。10時から14時の陽が最も強い時間帯は陽盛、その後、陽は少しずつ減少し陰が成長しはじめるため、陽の中の陰となります。

18時から6時までの間は、18時から22時が最も陰が成長する時間帯なので陰の中の陰、22時から2時は陰が旺盛となる陰盛となります。2時から6時までは陰が消えていき、陽が成長してきます。この時が陰の中の陽になります。

陰と陽の関係を、よりわかりやすいように太陽と月で見てみましょう。

太陽は陽で、月は陰となります。陽の太陽には陽的な快晴もあれば陰的な曇天もあります。まさに陽の中の陽、陽の中の陰であります。

反対に月には、闇夜を照らす満月もありますが、真っ暗な新月もあります。言うまでもなく満月は陰の中の陽、新月は陰の中の陰になります。

このようなことから、陰陽太極図には白い領域の陽の中にも陰が存在し、黒い領域の陰の中にも陽が存在することを、2つの白黒の丸い点で表現しています。

この2つの白と黒の意味については、より深い意味も存在するようです。この世の中でどう生きるか、人生のなかの明るい部分と暗い部分など、深みにはまっていきそうなので、今日はこの辺りで終えておきたいと思います。(笑)

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