2025年4月– date –
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牛などの草食動物はセルロースを腸内細菌が簡単に分解しますが、人の場合はそう簡単にはいかないんですよね・・・
ここまで連日にわたって、多糖類の食物繊維と多糖類以外の食物繊維について、様々な種類のものをピックアップして見て参りました。 どのような食材にどの食物繊維が含まれているかも触れてきましたので、一言で「食物繊維を摂取すべき!」では解決しないと... -
ダイエット効果があるとされる「キトサン」って何?
今日は、多糖類以外の食物繊維で、昨日ご紹介したキチン由来の「キトサン」についてです。 キトサンは化学構造式でいうと、アセチル基が取り除かれたもので、D-グルコサミンが直鎖状に重合した構造をしています。 キチンは一般的な溶媒に溶けませんが、キ... -
カニの外殻など甲殻類や節足動物の外骨格、きのこの細胞壁にも含まれている「キチン」とは?
今日も多糖類(糖が重合したもの)以外の食物繊維を取り上げます。<多糖類以外の食物繊維はフェノール化合物やグルコサミンを含むものを多糖類以外のものとします> 画像は、美味しそうなズワイガニです。このくらい新鮮なカニならお刺身なら口の中でとろ... -
多糖類以外の食物繊維である‟リグニン”とは?
昨日までは多糖類の食物繊維を見て参りましたが、今日からは多糖類以外の食物繊維を見て行こうと思います。 連日、腸内細菌に影響を及ぼす食物繊維をピックアップして、菌の代謝リレーを行うためにまずは元となる食物繊維を摂取しなければいけません。 こ... -
水溶性食物繊維のイヌリンを改めて化学的構造から見てみた!
ここまで様々な多糖類の食物繊維について見て来ましたが、今日は最後となりますが、「イヌリン」を取り上げます。 イヌリンに関しては、水溶性食物繊維に一種で、含まれる食材や腸内細菌への影響について、これまでのコラムで何回か触れてきました。 特に2... -
100%食物由来のオリゴ糖、「キシロオリゴ糖」とは?
難消化性オリゴ糖の最後は6番目の「キシロオリゴ糖」になります。 キシロオリゴ糖は、自然界ではたけのこやとうもろこし(画像)に少量含まれていますが、通常はとうもろこしの芯からキシランと言う食物繊維を抽出し酵素分解して作られます。 キシランと言... -
甘さも砂糖の50%、ビフィズス菌を増やし悪玉菌も減らす、乳果オリゴ糖とは何ぞや?
今日も引き続き、難消化性オリゴ糖を取り上げます。今日が5日目で「乳果オリゴ糖」です。乳果オリゴ糖は、乳糖果糖オリゴ糖のことで、ラクトスクロースとも呼ばれます。 構造式でいうと、二糖類のラクトースに単糖類のフルクトースが繋がっている構造、言... -
サラダの付け合わせに蒸し大豆を食べて「大豆オリゴ糖」を摂取しましょう!
今日も難消化性オリゴ糖を取り上げます。今日で4日目ですが「大豆オリゴ糖」になります。 昨日のコラムで訂正させていただきましたが、砂糖の7割の甘味があるのは、昨日取り上げた「甜菜糖」ではなく本日取り上げます、「大豆オリゴ糖」です。 文字通り大... -
ヨーグルトと一緒に甜菜に含まれるビートオリゴ糖を摂取して効率よく腸活しましょう!
連日、難消化性オリゴ糖を取り上げていますが、今日は3日目で「ビートオリゴ糖」についてです。 ビートオリゴ糖は別名ラフィノースとも呼ばれ、日本では寒冷地の北海道でしか摂れない甜菜から抽出されたオリゴ糖です。 甜菜と言えば、砂糖の原料になるホウ... -
母乳にたくさん含まれている‟ガラクトオリゴ糖”とは?
昨日から難消化性オリゴ糖をご紹介していますが、今日は2日目の「ガラクトオリゴ糖」です。 今日はいきなりの授乳シーンのイラストから始まりましたが、赤ちゃんがお母さんから授かる母乳にたくさん含まれているのが「ガラクトオリゴ糖」なのです。 含有量...