2025年5月– date –
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出産の際にお母さんが‟垂直伝播”で胎児に託すビフィズス菌!
プロバイオティクスを深堀するシリーズの4日目ですが、今日からはビフィズス菌を取り上げます。 具体的なビフィズス菌の紹介に入る前に、そもそものビフィズス菌はパリのパスツール研究所付属病院の小児科医であったティシエ博士により小児便から分離され... -
植物性乳酸菌と動物性乳酸菌との違いとは?
プロバイオティクスを深堀するシリーズの3日目は「ラブレ菌」です。 今日はお漬物の画像からスタートしましたが、このお漬物、京漬物「すぐき」なのですが、今回のラブレ菌はこの「すぐき」から発見されたものとなります。 1992年に当時ルイ・パストゥー... -
学術報告数が多く、菌に生える線毛が腸にくっつき、長く腸にとどまれるLGG株とは?
プロバイオティクスを深堀するシリーズの2日目は「LGG株」です。 LGG株の正式名称は、Lacticaseibacillus rhamnosus (ラクチカゼイバチルス・ラムノーサス)GG株で、最後のGGは研究者2人のイニシャルを取ってGG株となりました。 その研究者とは、米国タフ... -
プロバイオティクスのパイオニア!シロタ株(LcS)って?
プロバイオティクスを取り上げていますが、今日はそのパイオニアとも言える「L.caseiシロタ株(LcS)」を含む乳飲料についてです。 今日のコラムは、「トコトンやさしい プロバイオティクスの本」野本康二著から一部抜粋させていただきます。 本の中では、... -
腸内のビフィズス菌は年齢とともに減少し、乳酸桿菌もいない日本人には、プロバイオティクスの継続的な摂取が必須です!
今日からプロバイオティクスについて深掘りしていこうと思います。 プロバイオティクスの代表的な微生物と言えば、まずは乳酸菌ですね!その乳酸菌の中で、乳製品を発酵するのに主役の位置にいるのが乳酸桿菌です。 乳酸菌と言ってもその種類は300くらいあ... -
プレバイオティクスとプロバイオティクスについて!
昨日まで連日にわたって、食物繊維について見て参りました。食物繊維はそのままでは、人の消化酵素で分解されずに消化吸収されることはありません。昔、食物繊維が無駄な栄養成分だと言われていたのはこのためです。 しかし、腸内細菌の存在が明らかになる... -
高分子の非発酵性食物繊維である‟フコイダン”を代謝分解できる日本人の食生活とは?
今日も引き続き、水溶性食物繊維の中で、腸内細菌がダイレクトに分解出来ない非発酵性食物繊維を取り上げます。 今日は「フコイダン」です。 フコイダンは海藻に含まれているヌメリ成分の1つになります。元々は高分子ですので、そのままでは腸内から消化... -
コンドロイチンを含む食品を食べると、本来のコンドロイチンの効果は期待できるのか?
今日も水溶性食物繊維でありながら、腸内細菌がダイレクトに分解出来ない非発酵性食物繊維を取り上げます。 今日は「コンドロイチン」です。画像は鶏の軟骨のから揚げです!画像で取り上げておきながらなんですが、私はあまり軟骨は好きではありません(笑... -
水溶性食物繊維が豊富な寒天を食べても、腸内細菌叢によっては意味がないかも知れないわけとは!?
昨日のコラムでは、食物繊維が‟水溶性食物繊維”と‟不溶性食物繊維”に分けられ、それぞれ‟発酵性食物繊維”と‟非発酵性食物繊維”に分けられるため、4つのパターンがあるのですが、そのうち、水溶性食物繊維で発酵性食物繊維のものを取り上げました。 今日は... -
水溶性食物繊維の中で発酵性食物繊維でもある、腸内細菌が最も喜ぶ食材とは?
食物繊維は‟水溶性食物繊維”と‟不溶性食物繊維”に分けられ、それぞれが、腸内細菌により分解される‟発酵性食物繊維”とダイレクトには分解されない‟非発酵性食物繊維”に分けられるのですが、要するに4つのパターンがあると言うことになりますね。 昨日のコ...