2025年– date –
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たくさんの種類の細胞を生み出す仕組みがエピジェネティクスです!
今日は昨日の続きのコラムになります。エピジェネティクスについてです。昨日簡単に触れましたが、今日はもう少し深堀いたします。 人や動物、植物などは元々は1個の細胞です。今日の画像のように細胞分裂を繰り返すことでたくさんの細胞になり、やがて1つ... -
腸内細菌が産出する酪酸が免疫機能を高めている以外に、DNAとの関りがあるってどういうこと?!
ここまでのコラムで、腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酢酸とプロピオン酸について、それぞれの代謝部位や、生理的な役割について見てきました。 今日は、酪酸についてです。 画像は、DNA(デオキシリボ核酸)をイラストにしたものです。横の博士のような人... -
腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸のプロピオン酸は肝臓で代謝され『糖新生』の基質となることで血糖値の調整に関与しています!
昨日は腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酢酸について、それぞれの代謝部位や、生理的な役割について触れました。 今日は、プロピオン酸について見て行こうと思います。 今日のいきなりの画像は、レバーの焼き鳥です!?コラムの難しそうなタイトルと画像が... -
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸である‟酢酸”の代謝部位や生理的な役割について!
昨日のコラムから、腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについての6番目、 ⑥血糖値を一定に保つホルモンのインスリンの分泌を調整する、についてですが、今日からは、短鎖脂肪酸の酢酸、プロピオン酸、酪酸について、それぞれの代謝部位や、生... -
腸内細菌が産生する3つの短鎖脂肪酸の生成過程はそれぞれ違います!
今日も引き続き、腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについてですが、今日は6番目、 ⑥血糖値を一定に保つホルモンのインスリンの分泌を調整する、です。 この6番目の短鎖脂肪酸の有益な働きについては、イタリア・バーリ大学の研究チームが2... -
自己免疫疾患やアレルギー反応を予防する制御性T細胞の生成に短鎖脂肪酸が深く関わっています!
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについてですが、今日は5番目、 ⑤免疫の働きを整える、です。 免疫と言う部分では、④腸管のバリア機能の強化もそうなのですが、今日は制御性T細胞のお話しになります。 画像のイラストは免疫に関わる細胞を... -
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸が、免疫グロブリンAを作る「化学的バリア」に深く関わっています!
今日は昨日の続きで、腸管バリア機能の中の化学的バリアについてです。昨日はパネート細胞がαディフェンシンと言ういわゆる抗生物質のようなものを分泌して有害物質や有害細菌を退治するお話しでした。 今日は、「免疫グロブリン」についてです。 今日のイ... -
腸内で病原菌を殺菌するαディフェンシンは、ビフィドバクテリウム・ブレーベなど有益な菌には殺菌活性しない!
昨日のコラムでは腸管バリア機能の中の『物理的バリア』についてでしたが、今日は『化学的バリア』についてです。 一昨日3月21日のコラムで、化学的バリアについては、微生物に化学的な変化を与えて抗菌活性を発揮するもので、細菌の侵入を抑えるように働... -
腸管バリア機能の「物理的バリア」として3つの防御層が外部からの有害物質や有害細菌の侵入を防いでいます!
今日のコラムは、昨日の続きで腸管バリア機能の『物理的バリア』をより詳しく見て行こうと思います。 昨日のコラムでは、物理的バリアを上皮層を覆う粘液と糖衣、そしてタイトジャンクションのことを指すと示しておりました。 すなわち3つの層により防御... -
腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸は腸管バリア機能と深い関りがあります!
今日も引き続き、腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸の8つの有益な働きについてです。 今日は、④腸管のバリア機能を強化する、です。 ではまず、短鎖脂肪酸の働きの前に、腸管バリアとはどのようなものなのかについて触れたいと思います。画像は腸管バリアの働...