5300年前のアイスマンと東洋医学の謎~アルプスのミイラが証明する「ツボ」と「漢方」の起源

今日のコラムは、昨日ご紹介したNHKで放送された「フロンティア」と言う番組の『東洋医学とは?』の中の、冒頭で紹介されている事例についてお伝えしたいと思います。

冒頭から映像はアルプスの山中にヘリコプターが降り立つ様子から始まります。そして氷河の中から発見されたのは5300年前の人体のミイラ、通称アイスマンです。

氷の中で5300年もの間、冷凍されていましたから、人体の損傷はなく皮膚は多少変色しているとは言え、ほぼ原形をとどめています。

通常日本の寺院などで発見されるミイラは骨格だけしか残っていませんが、そこは冷凍保存の成せる技ですね。

驚くべきは、その人体の皮膚に謎の入れ墨が施されていることです。映像では3センチほどの線が4、5本平行に引かれています。何かを示す目印のようです。

さらに驚くべきことは、その入れ墨の場所が、東洋医学のツボの位置とぴったり一致しているのです。

腰痛の時に施術される背中の‟胃兪”‟三焦兪”‟腎兪”のツボ、慢性痛の時に施術される足首やすねの‟陽補”‟崑崙”のツボなどが、全身に見られたのです。

そして、アイスマンが携帯していた所持品から、乾燥したキノコが発見されました。このキノコは今でいう漢方薬で、抗炎症物質が含まれており解熱剤として使っていたようなのです。

風邪や炎症を抑える薬として常備してたものと思われます。

5300年前のアイスマンが東洋医学を理解していたことになると番組では伝えていました。

ただ、東洋医学いわゆる中国では中医学なのですが、古代中国ではすでに5300年前より以前に、石を焼いて身体を温める方法や灸法が用いられたとされ、遺跡も発掘されています。1万8000年以上前になります。

よって、アルプスの山中に住むアイスマンに古代中国の中医学が伝わっていたとしても不思議ではないでしょう。

ちなみに番組では中国から中医学が伝来したとは言及してはいませんでした。

このように西洋の薬、すなわち科学のない時代、古代の人は中医学(東洋医学)に基づいた治療を人体で試しながら施術していたと言えます。

逆にその施術法が現代まで伝わり、西洋医学が進歩したこの時代においても重宝がられていることは、まことに神秘でもあり、まさに古代の知恵がそこにあるのだなと改めて思います。

今日の画像もコラムをGeminiに読み込ませて作ってもらいました。アイスマンが経絡に沿って点在するツボをイメージしてくれました。キノコが漂っているのがGemini流ですね!?(笑)

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