<腸内細菌>腸内マイクロバイオームが大きく変化する生涯における5つの時期とは?
腸内細菌を深く掘り下げて行ってますが、今日は年齢を重ねるに従い、腸内細菌叢(腸内マイクロバイオーム)がどう変化していくのかというお話しです。画像は女性の年齢が経つにつれてのイラストですが、今回ピックアップする年齢基準とは異なっています。あくまでイメージ画像です。
わかりやすいように、今回は結論から申し上げます。人が年齢を重ねるに従い大きく変化するのは、以下の5段階で分けられると言われています。
①出生時、②離乳食の摂取時期、③幼年期から学童期、④成人期、⑤100歳を超える長寿期
これらの5つの期間です。最後の5番目、長寿期だけは言うまでもなく限られた人のみが得られる期と言えます。長生きしないと達しませんからね。結果的に長寿者の腸内マイクロバイオームを検査してみたら、こうでしたよ!という話しです。しかし、そのような構成比に持っていくにはどうすればいいか?何を食べればいいかは見えてくるかとは思います。
もちろん、ここに挙げているのは個人差があります。ただし、個人差と言えども、スタート地点、すなわちお母さんのお腹の中にいる胎児の段階では無菌状態なのを忘れてはいけません。
誰もが無菌なので、スタート地点ではどうにでもできるとも言えます。とは言え、そう簡単には行かないのですが・・・
①の出生時については、自然分娩で生まれてきた場合と、帝王切開で生まれてきた場合とで、大きく異なることは以前にもご紹介しました。
これは、お母さんの産道を通る瞬間から産道や母親の皮膚などから、通性嫌気性菌が赤ちゃんの腸内に移行するためです。仮に帝王切開の場合は、産道を通らず直接外界に出てくるため母親の通性嫌気性菌が移行することがほとんどないためです。
*通性嫌気性菌とは酸素の有無にかかわらず、エネルギーを生成できる腸内細菌のことを指します。
よって、スタートの時点で腸内マイクロバイオームの状態に差が出てしまうと言うことになります。
続きは、明日に致します!
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