昨日のコラムで「なめこ」のネバネバとした粘液をムチンと表記しましたが、誤りでした!以下で訂正するとともにお詫び申し上げます!
今日はお詫びと昨日のコラムの訂正でございます。
昨日のコラムで「なめこ」のネバネバとした粘液をムチンと表記していましたが、以下のように訂正させていただきます。申し訳ございません。
そもそも、「ムチン(英:mucin)」とは、明治期以降に伝来した、動物の粘液の主成分(粘質物)を指す外来語です。しかし、英和辞典がその語源とされる言葉「粘液(英:mucus)」の語釈として補説「(動植物の)」を付けたことから、ムチンもまた「動植物の粘液の主成分」と誤って解されました。
この誤解を広めたのは、『広辞苑』で知られる岩波書店が戦前戦後に出版した『理化学辞典』、『生物学辞典』、『英和辞典』ですが、半世紀以上も前の1970年代に訂正が行われています。
以下は、植物の粘性物質を「ムチン」と呼ぶことの起源や根拠についての、原告:有限会社学術秘書 被告:株式会社岩波書籍に係る、損害賠償請求事件の際の書面です。参考に掲載しておきます。
https://jeanne.jp/suifu_court_iwanami_2023.1.23.pdf#page=5
よって、昨日のコラム内でなめこの粘液の主成分はムチンと表記しましたが、誤りであったことを訂正します。
上記に関しては、昨日このコラムをご覧になってくださった、学術秘書様からご連絡をいただきました。
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