短鎖脂肪酸の酢酸を生み出すには、水溶性食物繊維等を含むどのような食品を食べ、どのような腸内細菌が体内にいればいいのか?

今日は、腸内細菌が産出する短鎖脂肪酸の酢酸について、その産生に影響を及ぼす食物繊維やそれを含む食品、そして発酵に関与する腸内細菌について見て行きたいと思います。

ここで、短鎖脂肪酸が産み出されるまでの過程としては、菌の代謝リレーを念頭に置く必要があります。

水溶性食物繊維やオリゴ糖などが麹菌や納豆菌などの糖化菌のエサになり、生み出された糖分を乳酸菌やビフィズス菌が乳酸や酢酸に変え、酪酸菌が酪酸やプロピオン酸に代謝すると言う、菌の代謝リレーです。

このように短鎖脂肪酸が産出されるわけですが、今日はこの中の酢酸について見て行くことになります。

酢酸に影響を及ぼす食物繊維としては、ペクチンやフラクタン(イヌリン、フラクトオリゴ糖)があげられます。

*フラクタンとは、フルクトースの重合体でその末端にグルコースを持つ多糖の総称です。

ペクチンはりんごやにんじんに多く含まれ、フラクタンのイヌリンは菊芋やごぼう、フラクトオリゴ糖はバナナやたまねぎに多く含まれています。

そしてこれらの発酵に関わり最終的に酢酸を生み出す腸内細菌としては、BacteroidesやFaecalibacteriumがこれにあたります。

私たちが行う腸内細菌検査結果から見ても、Bacteroidesは20~30%、Faecalibacteriumは10%前後、全体の構成比で所有されている方が多く、比較的、酢酸に関しては産出しやすいのではと感じられます。

ちなみに、私自身で言うと、Bacteroidesは25.7%、Faecalibacteriumは12.1%所有していますので、ほぼ平均値に近いかなと思います。

では、明日はプロピオン酸について見て行きます。

今日の画像はイヌリンを豊富に含む菊芋です!

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