臭くないおならの原因を追究してみる!?

今日のコラムは昨日の続きになります。画像は今日は犬のイラストにしました。でも、内容は人のおならの話しになります。
昨日のコラムは、おならの7割は口から吸い込んだ空気が排出されているという説を疑問視する内容でした。もし仮にそうであるなら、食事などの際に取り込む空気の量は日によってさほど変わらないはずですが、実際にはほとんど出ない日や、今日はやけにおならが出るな!と言う日があることに、辻褄が合わなくなります。
では、食物繊維説はどうでしょうか?
食物繊維を多く含む食材をたくさん食べると、おならがたくさん出るという説です。こちらは例えば、焼き芋を食べるとおならが出るというイメージですが、確かにさつまいもを食べるとおならは増えるように思います。
食物繊維は腸内で消化されずに、大腸の腸内細菌が代謝することになりますから、腸内細菌の発酵により生じるガスが増えるのは合点がいきます。
悪玉菌がお肉の脂分を代謝し、臭いおならが出るのとは違い、善玉菌が菌の代謝リレーを経て食物繊維を結果的に代謝し臭くないガスを出します。
この時のガスは、メタンガスや水素ガスだと言われ、臭いのしないおならは多くがこのガスではないかなと思います。
あと、炭酸水などを飲むと、炭酸は二酸化炭素と水に分解されるため、二酸化炭素はおならとして排出されるというのはあります。
加えて、乳糖不耐症の人が、過剰な乳糖、例えば牛乳などを摂取すると、乳糖を分解できないため腸内で発酵しガスが生じることがあります。これも臭くないおならの一因ですね。
便秘などが長引くと腸内でガスが発生しやすくなりますが、こちらは腐敗によるものですので、臭いおならになり、身体にとっていいおならとは言えません。
このようにおならの7割は空気説というのは、ちょっと信じがたいのですが、明日もう少しこの部分を突っ込んでみたいと思います。
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