人間もドジョウのように腸呼吸できる可能性はあるのですが・・・

‟腸呼吸”について、昨日はドジョウを例にして腸呼吸と言うものが何かを捉えました。そこで今日は人に対しても人為的に腸に酸素を送りこめば、取り込んでくれるのかどうかを検証したいと思います。
まずは昨日のドジョウについて見ると、ドジョウは毛細血管が密集した腸管後部の後腸と呼ばれる粘膜の薄い部位で酸素を取り込んでいます。
逆に言えば粘膜の厚い部分では酸素を取り込むことが出来ないと言うことが言えます。
では、人間に関してはどうでしょうか?
人間の場合も肛門付近の直腸(画像は腸全体をイラストにしたもので、肛門に近い部分が直腸)には、静脈叢と呼ばれ非常に血行があり、粘膜もやや薄い部位がございます。
現在の研究では、この直腸に酸素を送りこみ、取り込ませることで、呼吸不全などの低酸素下においての酸素吸入が可能かどうかが見極められています。
実際にはマウスや豚の実験で一定の成果が得られているようです。
このような研究は様々な研究機関で行われ実用化されようとしていますが、話しを本題に戻すと、腸呼吸は人間においては出来ないと結論づけられます。
となると、腸内で酸素が取り込まれ、肺の働きのように血管中の赤血球により身体中の細胞に酸素が運ばれることなないと言えます。
では、仮に空気が食べ物と一緒に胃から十二指腸、小腸、大腸と侵入していきた場合、酸素はそのまま大腸まで届いてしまい、腸内細菌にとっては死活問題となるわけです。
こう考えると、おならの7割は空気説というのは、ちょっと疑問視せざるを得ないのではと思います。
いずれにしても大事なのは、しっかり腸内細菌を育て、理想的な腸内細菌叢を形成し、食物などが腐敗した臭いおならではなく、無臭の腸内細菌が生み出す水素ガスやメタンガスを一定量排出するのが健康的だと言うことですね。
私自身も腸活が進むにつれ、大便とおならの状態は、自分で言うのもなんですが、理想的なものになっております。
今後もどのようなおならが理想的なのか?をもっと追求していきたいと思います。
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明日詳しくお伝えいたします!
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