<免疫チェックポイント阻害剤>2回目投与後の腫瘍マーカーもかなり低下していました!

今日のコラムは、肝臓の左葉に悪性腫瘍が出来、肝細胞癌の診断を受け、6月6日から免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)と血管新生阻害剤(アバスチン)の投与を受けている私の母のその後の経過についてです。
まず化学療法は3週間に1回日帰りで投与されます。1回目が6月6日、2回目が6月27日、そして昨日7月18日に3回目の投与を受けてきました。
毎回投与前に、前回の効果や副作用の有無を測る意味で血液検査が実施されます。6月29日等のコラムでは、1回目の投与で腫瘍マーカーがかなり低下し、その他の検査項目も改善していたとお伝えしていました。
では昨日の血液検査からお知らせしたいと思います。昨日の血液検査の結果は、2回目の投与後3週間を経た後の結果となります。
まず、肝臓の腫瘍マーカーの1つ、AFP(α-フトプロテイン)が前回と同じくかなり低下しておりました。具体的な数値としては、1回目の投与前24447ng/mL⇒1回目投与後7000ng/mL⇒2回目投与後481ng/mLと、桁違いに低下しております。
主治医の先生曰く、腫瘍マーカーの数値は腫瘍の大きさと比例することが多く、当初より50分の1くらいに縮小している可能性があるとのことでした。
もう一つの腫瘍マーカー、PIVKA-Ⅱに関しては、1回目の投与前481mAU/mL⇒1回目の投与後20mAU/mLとすでに正常値(~40mAU/mL)の範囲内にありました。昨日の血液検査は検査中で次回に出てきます。
AFPについては、481ng/mLですので、未だ高い数値を示してはおりますが、以下の基準値に準じます<10ng/mL以下が正常値(20ng/mL以下が臨床的にカットオフ値)、200~400ng/mLなら肝臓がんの可能性が高い、400~1000ng/mLならその可能性がより高まる>ので、少なくとも可能性が高い付近にまで低下したことになります。(実際には腫瘍は出来ていますが)
触診においても当初のように硬いしこりを感じる部分を探さないといけないくらいになりましたので、腫瘍マーカーの数値がそのまま腫瘍縮小を意味していると受け取ってもいいように思います。
腫瘍マーカーがここまで急激に低下する例は、化学療法室の看護師さんは経験がないとのことでした。
このあたりを含め、改めて明日からのコラムで、なぜここまでの改善が見られたのかについて深堀していこうと思います。
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