生きたまま腸まで届くビフィズス菌のBB12株を使っているメーカーをピックアップしてみた!

‟生きたまま腸まで届くビフィズス菌”をビフィズス菌の種別ごとで整理してお伝えしていますが、今日は昨日のビフィズス菌LKM512株(学術名はBifidobacterium animalis subsp. lactis LKM512)に続いて、同じラクティス種のビフィズス菌をご紹介します。
以前のコラムでは、2024年6月6日7日に一度ご紹介してはいますが、BB12株(学術名はBifidobacterium animalis subsp. lactis,BB-12)になります。
このBB12は比較的多くのヨーグルトメーカーが採用しています。それは、デンマークにあるクリスチャン・ハンセン社(Chr. Hansen社)が保有しているビフィズス菌なのですが、このChr. Hansen社が幅広く多くの企業に種株を提供しているのはもちろんですが、やはりラクティス種自体が、腸まで届くビフィズス菌としてとても使いやすい種株なのかなとも思います。
昨日のLKM512株同様、胃酸に以上に強いのが特徴で、一般的なビフィズス菌はph4以下では生きていけないのに対しこのBB12株は胃酸(ph1~2)にも耐えられる対酸性があります。
生きたまま腸まで届くことで腸内環境を改善し便通を促進するとともに、セロトニンを分泌して消化をサポートする研究結果も得られているようです。
ここでBB12株を使っているヨーグルトメーカーと商品をご紹介します。
まずは、『小岩井乳業の生乳100%ヨーグルト』です。これは私も毎日ではありませんが、月に数回購入するヨーグルトです。どこのスーパーにも置いてあるメジャーな商品と言えます。ドロッとした生乳タイプで、非常に食べやすく甘さもそこそこでお勧めの一品です。スーパーでは260円前後で販売されています。
次に、古谷乳業の『生きたまま腸まで届くプレーンヨーグルト』です。このヨーグルトにはまだお目にかかったことはございません。千葉県の会社で成田に工場があるみたいです。地元を中心に展開されてきた老舗の牛乳屋さんですね。関東圏では有名なのではと思います。
次の北海道のよつ葉乳業は全国展開されている乳業メーカーです。『北海道十勝プレーンヨーグルト生乳100』(画像)がBB12株を使ったヨーグルトのようです。いくつかのスーパーなどを探しますが、あまり置いていないようです。『北海道飲むヨーグルト』はたまにスーパーで見かけますが、こちらは乳酸菌YRC3780株でBB12株ではないようです。
大阪のいかるが牛乳が販売する『いかるがヨーグルトBB-12』や『いかるがプレーンヨーグルト』にはBB12株が使われています。このヨーグルトも私は未だ店頭でお目にかかったことはありません。大阪のスーパーには置いているのでしょうか?神戸のスーパーには見当たりません。
そして、白バラ牛乳(鳥取の大山乳業)の『白ばらヨーグルト生乳100』『白ばら生乳ヨーグルト』の生乳ヨーグルトにはBB12株が使用されているようです。大山乳業の牛乳は良く飲んでいましたし、今でもたまに飲みますが、この生乳ヨーグルトには出会ったことがありません。
あとセブンイレブンにもBB12株を使ったプレーンヨーグルトがあるようです。BB12株を使っているメーカーは多いですので、その他のメーカーにもあると思います。パッケージに表記されていますので、見つけて是非お試しください。
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