人工甘味料は必要か否か?人工甘味料がもたらす人体への影響は?

昨日のコラムで人工甘味料の話しが出て参りましたので、少し深堀したいと思います。

昨日ご紹介した「ピルクル」には人工甘味料‟アセスルファムK”が含有されていました。その甘さはショ糖の200倍と言われていまして、ピルクルだけでなく多くの食品会社が摂り入れている人工甘味料になります。

このアセスルファムK(アセスルファム・カリウム)ですが、人体に有害であるとする説もあり、賛否両論あるのは事実です。

そこで、今日はこの有害説を覆す説をご紹介しながら、人工甘味料問題を考えてみたいと思います。今回は小城研究室と言うサイトから一部引用して検証したいと思います。

まず、有害説から見ると、ラットやうさぎの死亡例があり、人工的に作ったものなので体に吸収されず臓器に負担がかかると言うものが多いとされています。

確かに摂取量が過剰だと人体に影響が出るのは間違いないと思います。

しかし、ショ糖の200倍の甘さを基準に考えると、人工甘味料の摂取量と同等の甘味を確保しようとすれば、砂糖がどのくらいの量になるか?ですね。

アセスルファムKの急性毒性実験では、体重1キロにつき6.3g摂取で死亡例が出て10gで全滅したという結果が出たようですが、人間に置き換えて60キロだとすると、378g摂取すると死亡例が出て、600gで全滅するということになります。

ちなみに、ショ糖に換算すると75.6キログラム相当になりますから、こちらの方も危険となります。

では実際には、ピルクルには378ℊのアセスルファムKが含まれているなどあり得ないことで、そもそも大きいパッケージのものでも容量が195㎖ですから、アセスルファムKの含有量などごくわずかだと言うのがわかります。

そして、24時間以内に尿として97.5~100%排出されるのです。残ったとしてもごく微量で、それもすぐに排出されていきます。

ただし妊婦さんの場合は胎児に成分がいくらしく、胎児の体重が1~3キロだとしたら、その分負担は大きくなるため注意は必要とのことですが、それにしても致死量に達するには程遠い摂取量ですね。

人工甘味料の問題は、乳製品を摂取すべきかどうかの問題に似ていて、気にする方は極端に気にされますが、乳製品を摂取するメリットとの複合判断が必要かと思います。

私は上記の理由から、人工甘味料については、さほど気にしていないというのが本当のところで、ヨーグルトも甘味成分のことより含まれる種株を基準に選択しています。

考えるべきは、乳製品かどうか、人工甘味料の有り無しよりも、種株を最重要にすべきだと思うからです。

もちろん食品メーカーも人工甘味料を加味せず、甘味がまったくないヨーグルトを、種株のみこだわり販売すればいいのですが、そんなことをすれば不味くて売上に大きく響き、商品提供が継続してできなくなりますからね。

よって人工甘味料は加えざるを得ないと言うところが本音ではないでしょうか?

画像は糖質を分類したイラストです。

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