世界3大長寿村であったビルカバンバの悲劇はこうして起きた!

今日のコラムは昨日の続きになります。
昨日は、世界3大長寿村にかつては上げられていた「ビルカバンバ」について、近年その状況が変わりつつあると言うのが今日のお話しになります。
ビルカバンバの悲劇とも言われますが、いったい何が変わったのでしょうか?
まずビルカバンバはかつては要塞の地として知られ、そもそも人が踏み入れにくい土地で、ビルカバンバの人たちは厳しい環境の中、生き延びてきました。
ただ、食に関しては、昨日のコラムでも取り上げましたが、いくつかの健康長寿に直結するものを日ごろから食していました。
しかし、長寿の噂を聞きつけた全世界の人々が、ビルカバンバを興味本位で訪れるようになり、観光地化してしまったのです。
これに伴い、確かに村は近代化しましたが、ファーストフードや加工品が流入し、ビルカバンバの人たちもこの‟あたかも美味しいように感じる食品”を体内に取り込んでしまったのです。
糖分が多いものや脂肪分が多いものは、当然心臓病や糖尿病などの生活習慣病を引き起こします。また、食品が外部から流入することで、農作業も減り運動不足が生じます。
このように若い世代を中心に、ビルカバンバの伝統的な生活習慣は脆くも崩れ去ってしまったのです。
ただ、かつては世界3大長寿村にカウントされていたビルカバンバですから、伝統的な食事や生活習慣、そして氷河ミルクを多く含んだ水は長寿に直結する要因であることに変わりはありません。
ここまで3地域の世界3大長寿村を見てきましたが、その長寿の秘訣は私たちを納得させるもので、目新しいものは逆になく、日本においてもこれらを参考に食を考えていけば、長寿につながることは確認できたかと思います。
日本の沖縄地方も長寿地域として名を馳せていましたが、やはりビルカバンバの悲劇と同様な現象に陥っていると、京都大学名誉教授の家森幸男先生はおっしゃいます。
では、家森先生が提唱する長寿につながる食事とはどのようなものなのでしょうか?
明日、踏み込んでいきます!
ビルカバンバと画像が一致していないようですが、ビルカバンバの悲劇が生んだ生活習慣病を起こす諸症状と見てください。

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