<免疫チェックポイント阻害剤>肝細胞癌の経過報告(9回目投与)

今日は、肝細胞癌を患う母の経過報告をさせていただきます。
これまでのコラムで免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)と血管新生阻害剤(アバスチン)の投与で、腫瘍マーカー(AFP)が、当初24447ng/mLだったものが、正常値(~10ng/mL)まで低下したことはお伝えしてきました。
ちなみに一昨日の検査では3.08ng/mLでした。
もう一つの腫瘍マーカー(PIVKA2)においても、初回の投与後から正常値の範囲で推移しています。
一昨日の投与が9回目でしたが、5回目投与前の造影剤CTにおいて腫瘍の大きさも測りましたが、かなり小さく縮小しておりました。
次回の投与が3週間後12月19日ですが、12月10日に造影剤MRI検査にて、再度腫瘍の状態を見て行くようです。
その結果により、腫瘍を切除するのかどうかの判断になりますが、高齢でもあり癌のリスクよりも手術のリスクの方が、はるかに大きいと考え、手術はしない方向で進めていただけるように主治医の先生にお願いしました。
先生もいったん休薬して再度腫瘍マーカーが上がってくれば、投与を再開する方が賢明だと、了解くださいました。
ちなみに先生の患者さんで、同じように腫瘍マーカーが正常値を示し、1年くらいして腫瘍の切除を行った方がいらっしゃるのですが、切り取った腫瘍には癌細胞はなかったそうです。
その方は、一定の期間おき、血液検査で肝臓の数値を見て、腫瘍マーカーをチェックしながら経過観察されているとお聞きしました。
母が化学療法をはじめたのは6月6日ですので、ちょうど半年になります。その方は1年経過後で、副腎皮質ホルモン異常の副作用が出てらしたため、休薬するため手術に踏み切ったとのことでした。
私の母はこれと言った副作用は出ていないのですが、最近気になることが増えてきました。
明日はそれが副作用であるかどうかの検証も含めてお伝えしたいと思います。

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