1日の便量を増やす食材のベスト3とは?

今日のコラムは昨日の続きとなります。酒粕の効果の1つとして便量を増やすと言うことは昨日お伝えした通りです。
では、便量とは1日の大便の排出量を言うのですが、日本人の1日の排出量はどのくらいかご存知でしょうか?
現代においては、1日200g前後と言われています。
多いのか少なのかは検討がつきませんね!?誰かと1日にどのくらい便をするかなど、普通は話しのネタにはなりませんから。ただ、便秘の方は、今日は出た出ないの話しはされるかとは思います。少しでも出れば幸せな気分で1日過ごせそうですが、実はこの便量にも変化が起きているのです。
戦前や戦後の時期、まだ食が豊かでなかった時代ですが、現代よりも人の便量は多かったと言われます。1日300g程度だったそうです。100gも現代人の方が少ないのです。
これは、食物繊維を含む食材を食べていたことに起因すると言われます。
現代人は食物繊維の摂取量が少ないですし、この食物繊維は誰のために摂るのかも理解されていない方が多いのが実情です。食物繊維は人の消化酵素では分解できないため、菌の代謝リレーに乗り、腸内細菌がいくつかの過程を経てエサにして代謝します。
では、そもそも便を構成している物質は何か?と言うことですが、多くの方は食べ物の残りカスだと思われているかと思いますが、この食べカスは実は10%~15%程度なのです。
6割~7割が水分で、残りの15%~20%は腸内細菌そのものや腸内細菌の死骸、そして細胞壁などの残骸だと言われています。
よって、腸内細菌が活性化して新陳代謝が激しいと便量もおのずと増えます。
食物繊維を多く摂取する地域は1日400g程度の便を排出していると言われます。
それでは、昨日宿題にしておりました、便量が増える食材ベスト3(順位はつけません)を上げたいと思います。
あくまでも私の体験からくるもので、科学的根拠は?と言われると、調べるのに時間はかかりそうですが、まず酒粕は間違いなく便量が増えます。
これは、レジスタントプロテインと言われる食物繊維の働きをするたんぱく質が、便量を増やす要因なのと、米麴に含まれる麹菌がこのレジスタントプロテインと菌の代謝リレーを成立させているのではと思います。
2つ目は、2025年8月1日のコラムでご紹介した、日本ルナ社の飲むヨーグルトに含まれるビフィズス菌HN019株がどうやら便量を増やしているのではと思います。
これはあくまでも私の実感によるものです。
そして最後は、家森幸男先生が推奨されているカスピ海ヨーグルトです。こちらは2025年12月10日11日にご紹介した、菌としては乳酸球菌によるもので、粘り気のある「粘性多糖体」が健康に寄与しているとのことでした。
便量が増えるとは家森幸男先生はおっしゃってませんが、私の実感としてそれを感じます。
いずれも、食後翌日ないし翌々日の便量を比べて見たもので、数日空けて摂取することを3回以上行った後の結果です。酒粕に関しては、10数回以上行っています。
そして、確か日本ルナ社の時にコラムでお伝えしましたが、便が浮くと言うのも特徴的です。これも健康を裏付けるものだと思います。
宜しければ皆さまも是非お試しください!
画像はなんとなく粘り気のあるカスピ海ヨーグルトです!

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