高血圧の原因はたんぱく質不足であるとする三石巌先生の説の根拠とは?

今日のコラムは昨日の続きになります。12月に家森幸男先生の説を大々的に取り上げ、高血圧の原因は塩分過多によることが多いと話しをしてきました。
この塩分過多に質の悪い脂分の摂取が重なると、より悪影響を及ぼすことも同時にお伝えしてきました。
この家森幸男先生の説に真っ向から異議を唱える、三石巌先生の説を取り上げていきたいと思います。
まず三石巌先生のご紹介ですが、元々は物理学者としてご活躍されていました。それがいつのころからか、生物学に興味を抱き、生物の元となる栄養のことを分子栄養学の観点から研究された、分子栄養学のパイオニアとも言える先生です。
三石巌先生の説は、塩分過多が必ずしも高血圧の原因ではなく、たんぱく質不足がその要因だとされています。
そもそも高血圧とはどのようにして起きるのでしょうか?
結論から言うとたんぱく質の量が多いか少ないかで決まると言います。マウスの実験ですがたんぱく質をたくさん与えたマウスと少ししか与えなかったマウスとを、解剖して動脈を比べました。
この動脈をゴムを伸ばすように引っ張ると、たんぱく質が少ないマウスの動脈はすぐに切れてしまうのです。
動脈の構造は、外側にコラーゲン層、真ん中に筋肉層、そして内皮の3層から出来ています。
血液が動脈に流れると、圧力がかかり血管が膨らみます。このときコラーゲン層は弾力があるので膨らみます。しかし、たんぱく質不足だとコラーゲン層が弱く思うように膨らむことが出来ず、血管に圧力がかかり高血圧になると言う訳です。
三石巌先生の著書にはこのあたりをもう少し詳しく解説されていますが、ごくごく簡単に言うとこのようなメカニズムのようです。
とすれば、たんぱく質を十分に摂取していれば、血管の弾力は保たれ、高血圧も抑えることが出来るということになります。
確かに三石巌先生の説も、理論的で合点がいくものだと思います。では、お二人の理論はどちらが正解なのかですが、私はどちらも正解だと思います。
えっ!?まったく違う説なのに?と思われるかも知れませんが、塩分過多には注意し、たんぱく質も十分に摂取する、それが正しい答えなのかと思います。
ただ、お二人のたんぱく質を捉える決定的な違いがあります。家森幸男先生は大豆を貴重なたんぱく質として捉えておられました。反対に、三石巌先生は大豆は良質なたんぱく質ではなく、積極的に摂取する必要がないことを唱えられております。
こちらの説はどちらが正しいのでしょうか?
明日、このことを検証していきたいと思います。

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