ビタミンAで細胞が溶ける!?過剰摂取のメカニズムと、それを防ぐ「たんぱく質」の壁

ビタミンAについて、ここ数日触れてきましたが、今日はビタミン摂取過剰についてお話ししたいと思います。

ビタミン大量摂取を推奨されている三石巌先生の理論に基づいて進めていきます。

すべての栄養素に言えることですが、度を越えた過剰摂取は気を付けないといけません。特にビタミンについては食品から過剰摂取に陥ることはまれだとは思いますが、サプリメントを飲む場合には注意が必要です。

私も以前に栄養学の先生から、「ビタミンCは摂り過ぎても尿から排出されるから問題はないです、尿が黄色くなってきたら摂取過剰なのでやめた方がいい、もったいないから」と言われたことがあります。

これが正しいかどうかは、もったいぶってすみませんが(笑)、明日のコラムでお伝えします。

今日はビタミンAの摂取過剰についてです。ビタミンAは脂溶性のビタミンです。文字通り、脂を溶かす性質を持っているんですね。これは界面活性作用を持っているためなんですが、細胞膜にビタミンAがやってくると、その細胞膜を溶かしてしまいます。なぜならこの細胞膜はリン脂質と言う物質で脂の仲間だからです。

細胞膜が溶けるということは、具体的には皮膚の皮が剥けたりと言うことが起こります。顔や手足がカサカサするのは、言ってもさほど問題はないのですが、これが気管支などが角化すると厄介なことが起こります。気管支の粘膜が角化すると咽喉は本当は潤っていないといけないのに、乾いてきます。そうなると、細菌が入りやすくなりいわゆる感染症の可能性がぐっと高まるのです。

胃がんになる前も同じように胃の上皮細胞が角化すると言われています。

では、ビタミンAを摂らない方がいいのか?となりますが、そうではありません。

ビタミンAは血中にあるときは、RBP(レチノール結合タンパク質)という「専用のカプセル(たんぱく質)」に包まれて血液中を移動しています。このカプセルに入っていれば安全だと言うことになります。

三石巌先生は、このカプセルを作っているのはたんぱく質であり、十分なたんぱく質を摂取していれば、ビタミンAが過剰に反応することはないと言われています。

ただ、この理論ですが、肝臓の貯蔵キャパを超えた場合や妊婦さんは注意が必要です。妊婦さん自身より胎児に影響が出るとの研究もあります。

たんぱく質の摂取には賛否両論があります。お肉や乳製品のたんぱく質は控えるようにとの説を唱える先生方もいらっしゃいます。

高血圧もたんぱく質不足で血管の強度が落ち、動脈硬化が引き起こしているとも三石巌先生はおっしゃっています。

お肉をたらふく毎日食べるのは、腸内細菌叢を崩すことにもなりお勧めできませんが、一定レベルの良質なたんぱく質摂取は必須だと私は思っています。

もちろん個人差がありますし、腸内細菌検査でフゾバクテリア菌がたくさんいる方は、お肉の摂取は厳禁ですけどね!

今日の画像ですが、左側が危険な状態、右側が安全な状態を対比して示したものです。

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