同じビタミンAでも効力は3分の1!?淡水魚より海水魚を選ぶべき「分子レベル」の理由とは?

今日のコラムはビタミンAに戻りたいと思います。三石巌先生はビタミンAの積極的な摂取を進めておられ、過剰摂取もたんぱく質の摂取により防げると言う理論をお持ちです。

それは、肝臓が約200日分のビタミンAを貯蔵できることから、その重要性は明らかなのですが、ビタミンAはそもそもビタミンA1とビタミンA2に分類されると言うのはご存知でしょうか?

結論から申し上げますと、人が必要とするビタミンAはビタミンA1なのです。では、その違いについて以下で述べて行きたいと思います。

ビタミンA1(レチノール)は人を含む哺乳類、鳥類、そして海水魚が持つタイプのビタミンAになります。これに対し、ビタミンA2(デヒドロレチノール)は、淡水魚や両生類が持つタイプです。

A1とA2の決定的な違いは、その分子構造にあり、化学構造上の二重結合がビタミンA2が1つ多い分子構造になっています。

食と言う面から考えると、コイやフナ、ナマズなどの淡水魚より、タラやマグロ、カツオ、イワシなどの海水魚を摂取すべきとなります。

ただ、淡水魚にもA1は含まれていますが、全体の20%程度で効率が悪くなります。ちなみに、うなぎやサケなど海と川を行き来する魚は、淡水魚よりもビタミンA1の割合は多いとされています。

仮に人がビタミンA2を摂取したら、ビタミンA1の場合の30%~40%の働きしか期待できないことになり、量的には2.5倍~3倍の量を摂取しなければなりません。

これは、人間の細胞にある受容体(レセプター)すなわち鍵穴が鍵となるビタミンA1とぴったりくっつくように作られているためです。A2の鍵では微妙に鍵穴にはまらず、効率が悪いということです。

こう考えると、ビタミンAの摂取を考えるなら、淡水魚よりも海水魚を選ぶべき!と言う結論に至りますね。タラの肝油は効率よくビタミンA1が摂取できると言われています。

ここで肝油と言うものが出て参りましたが、肝油と言えば、私の中ではサメの肝油の方がぴったり来るのですが、このサメ肝油の摂取には実は注意が必要なのです。明日詳しく、サメ肝油についてお話ししたいと思います。

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