受精卵から「私」ができるまで ~細胞の運命を決めるビタミンAの働きと、三石理論~

今日も三石理論のビタミンAの話題をお届けします。毎日、三石理論ばかりで飽きてきそうなのですが、分子栄養学の根幹を成す理論で私は読んでいて非常に面白いです。
食は人を作り、その人は細胞でできている、よってその細胞にどのような栄養が分子レベルでもたらされるかが重要な要素になります。それが人の健康に直結しているんですね。
こう考えると、食と健康が細胞を通じてつながりました。
今日の話題は、細胞分化についてです。ビタミンAの一番大事な働きが実は細胞分化なのです。
ここから三石理論に入ります。体の一番もとをたどれば受精卵になります。それは1個の細胞からできています。それが分裂して2個になり、また分裂して4個、8個と増え続けていきます。
そのうち、Aの細胞とBの細胞は別々の働きを持つ細胞になっていきます。要するに役割分担が決まるのです。この役割が決まることを細胞分化と言います。
役割はすなわち機能ですが、細胞が寄り添う形も変わってきます。この機能と形が違うと言うのは、具体的には、肝臓や腎臓、脳、大腸、胃、皮膚など様々な様相を呈してきます。
ただ、細胞分化を行わない細胞が2つあります。1つ目は、メラニンを作る細胞であるメラノサイトです。そしてもう一つが軟骨の細胞です。
この細胞分化を行わない2つの細胞以外はすべてビタミンAの力を借りて、細胞分化しています。
もうここまで考えると、ビタミンAがいかに人に必要かが理解できるかと思います。肝臓に200日分のビタミンAを貯蔵する機能を人間が持っていることからして、ビタミンAは人が生きる上において、20個の必須アミノ酸と同様、必須なのです。
明日ももう少しビタミンAを突っ込んでみたいと思います。

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