被ばくする?しない? 知っておきたいCTとMRIの違いと検査のリアル

今日のコラムは、まさに今日、私の母が造影剤MRI検査を行ってきましたので、この造影剤MRI検査についてお伝えしていけたらと思います。
今回の造影剤MRI検査は肝細胞癌を患う母が、幸い腫瘍が小さくなり、腫瘍マーカー(AFP)も正常値をキープする中、今後の治療方針を決めるための検査になります。
ここまで免疫チェックポイント阻害剤(テセントリク)と血管新生阻害剤(アバスチン)を13回投与してきましたが、いったん休薬するために、再度造影剤MRI検査を行い、現在の状態を詳細に把握するために行なわれました。
よって、今日、明日、明後日と、この造影剤MRI検査についてお話ししたいと思います。
MRI検査やCT検査はお聞きになったことがあるかと思います。私もどちらも1度か2度検査をしたことがあります。しかし、若かりしころは、これらが何をどう調べるのかが良く分からず、黙って寝そべってトンネルのようなところに入った記憶だけが残っています。
まず、MRIもCTも似たような検査ですが、実際には全くことなり、大きく異なることは、放射線を使うか使わないかだと思います。
CT検査はX線検査ですので、放射線を使います。反対にMRI検査は放射線を使わないのです。人は年間の被ばく量がある程度安全基準として定められていますが、少なからずCT検査においては被ばくしていることに変わりはありません。
具体的には、CT検査はコンピューター断層撮影により、人体の断面をX線撮影(放射腺撮影)します。主に、 骨の異常や肺などの空気を含む臓器を中心に、広範囲を短時間で撮影することに優れています。
一方のMRI検査は磁気共鳴画像診断と言われ、強力な磁石と電波を使って、体内の水分(水素原子)の反応を画像化します。 脳や脊髄、そして肝臓などの水分を多く含む「軟部組織(やわらかい臓器)」のコントラストを細かく描き出すことに非常に優れています。
磁石と電波を使うことから、金属類の装着はNGで、入れ歯なども装着不可となります。元々体内に埋め込まれている金属類や歯のインプラントに至るまでNGとされます。なんとなくNGなのはわかる気がしますが、なぜNGなのかについては、実は4つの要因があります。これについては明日のコラムで詳しくお伝えしたいと思います。

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