栄養素は「取り溜め」できない?分子栄養学が教える各個人に最適な摂取バランスをまずは考えるべき!

今日のコラムも昨日の続きです。分子レベルの栄養素が37.2兆個にも及ぶ人の細胞を正常に機能させると言うお話しでしたが、なんでもかんでも、栄養素を取り込めばいいと言うことでもなさそうです。
なぜなら、多くの栄養素が人の都合のいいように取り溜めが出来ないのです。すなわち、摂取するバランスが重要なのです。
例えば、たんぱく質で考えると、筋肉や臓器、皮膚や髪の毛に至るまで全身のあらゆる細胞の構成要素が、たんぱく質です。
このたんぱく質を好きなだけ食べたり、時には食べなかったりとバランスが悪くなると、人の体は一時的にたんぱく質不足に陥ります。そうなるとどうなるか?ですが、タイミングが空くと、たんぱく質の貯蔵庫でもある筋肉が分解されてしまうのです。
貯蔵庫でありながら、人の都合のいいようには貯蔵してくれず、勝手に分解されてしまうのです。
筋肉量が減少すると、肥満や生活習慣病のリスクが高まると言うことになります。よって、定期的なたんぱく質補給が必要となります。
もちろん、その摂取量には個人差があります。摂取したたんぱく質自体を分解する能力も違えば、分解されたアミノ酸を同化する能力も違います。
この消化吸収代謝に関わり触媒となる酵素の働きも、言うまでもなく違います。
よって、たんぱく質の摂取バランスを整わせ、可能であるなら自分自身の消化吸収代謝能力を把握できれば言うことがないのです。
これは、たんぱく質だけの問題ではなく、5大栄養素はもちろん、食物繊維やファイトケミカルなどでも言えることです。
特に食物繊維に関しては、腸内に棲息する腸内細菌が影響を及ぼしますから、自分自身の腸内細菌叢も把握しておくべきだと私は思います。
このように、摂取した食物(分子レベルの栄養素)は、取り溜めが出来ず、常にそのバランスを考え、自分自身に合った摂取方法と、摂取時期、摂取量をコントロールしていく必要があると言うことになります。
今までの栄養学ではこれらは認識されておらず、分子レベルの栄養素、すなわち分子栄養学を考慮した食事が必要だと言うことですね!

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