鉄と言えば血液、貧血、ヘモグロビンとイメージ出来るのですが・・・
今日も人の身体にとって必須のミネラル、鉄を取り上げます。
鉄と聞くと、血液が思い浮かび、鉄分が不足すると貧血になるというイメージですね。そして、ヘモグロビンという言葉も浮かびます。
詳しく言うと、鉄は赤血球の成分であるヘモグロビンを構成していて、肺から取り込んだ酸素を全身の細胞に送り届けています。また、ヘモグロビンだけでなく、ミオグロビンの成分として血液中の酸素を筋肉に取り込む役割をしています。
これら酸素を利用するために働いている鉄を機能鉄と呼び、肝臓や脾臓、骨髄に存在している鉄は機能鉄が不足してきたときに補充する貯蔵鉄の役割をしています。
通常の貧血は、機能鉄が不足したくらいでは起こらず、貯蔵鉄が使い果たされると起こります。
赤血球の寿命は4か月と言われており、4か月を1つのサイクルで入れ替わっていますが、これに合わせて鉄も効率よくリサイクルが行われています。1日の排出量は1㎎程度ですので、豚レバーで100gあたり13㎎含有していますから、十分だと思いがちですが、鉄は吸収率が低いため含有量の何倍も摂取する必要があります。
㎎画像のひじきには含有量が多く、鉄釜で煮たひじきは100g中50㎎含有されています。ちなみに、ステンレス釜の場合は、100g中6.2㎎ですからかなり含有量は減ります。市販のものはステンレス釜で煮たものが多いですから、そこは気をつけたいところですが、6.2㎎ですとそれだけで1日の摂取量には十分かと思います(他の食材にも含まれていあますから)。
ひじきは腸内細菌のエサにもなりますし、一石二鳥ってとこでしょうか!?
ちなみに私は、ひじきはよく食べます。もずくとひじきは3食のうち、どちらかは食べていますね。鉄分もそうですが腸内細菌のエサには持ってこいの食材ですからね!
皆様が飼われている腸内細菌たちのためにも是非、習慣化してお召し上がりください!
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